20代社員の課題
20代社員には、以下3つの課題が生じやすい傾向があります。
当事者意識の不足
当事者意識の不足とは、自分が所属する組織の目標・課題、自分の仕事に対して、他人事になってしまっている状態です。オーナーシップが低い・不足しているともいえるでしょう。オーナーシップが低いと、たとえば、上司が示す「今回の新製品は100万個売るぞ!」などの目標に対しても、納得感を持って高いイニシアチブを発揮することができません。
いまの20代は、終身雇用の概念を持っていません。そのため、組織への当事者意識が強くなりにくい傾向もあります。したがって、企業側で20代社員の当事者意識を高める工夫をしない場合、エンゲージメントも低くなりやすいでしょう。
マンネリ感によるモチベーション低下
20代中盤などになって、プレイヤーとして活躍できるひと通りのスキル・知識を身につけると、新人時代にOJT研修を受けていた頃のような緊張感や成長実感、新たな刺激を得にくくなります。そうすると、モチベーションの低下が起こりやすくなってきます。
一方で組織側からすると、20代社員に対して「まだまだ」という感覚もあります。そのため、企業側が「もうちょっと成長してから次の仕事をアテンドしよう」と考えていると、本人の感覚とギャップが生じやすくなります。特に最近は本人の自己評価が過剰になる傾向も見受けられます。
また、近年では、SNSなどを通じて同年代との比較がしやすくなっています。たとえば、20代社員が、インターネットニュースなどで見かける華々しく活躍している他社の若手や、自由に見えるフリーランスなどに“隣の芝生は青い”のような印象を受けた場合、「自分は今の仕事を続けて大丈夫だろうか?」と不安になることも増えています。
不明瞭や過度なキャリア意識
5、10年先までの中長期的なキャリア意識やプランがない場合、日々の仕事に対して「今の仕事をやり続ける意味はあるのだろうか?」といった疑問や違和感が生じやすくなります。
いまの若手は、終身雇用が崩れ、大手企業の倒産やM&Aなども見てきているからこそ、「自分自身が成長しないと安定は手に入らない」という感覚も持っています。ある意味で、昔よりも成長意欲は強くなっているといえます。だからこそ、意欲が焦りに転じてしまい、自分が描いたとおりに歩みを進められない不安からモチベーションが下がっている20代社員も見受けられます。
















