次に、タイムマネジメントを実施するときに役立つフレームワークを紹介します。
時間のマトリックス
時間のマトリックスとは、世界的に有名なビジネス書籍『7つの習慣』で紹介された時間管理の考え方で、「物事の優先順位を判断する」ためのフレームワークです。ご存じの方も多いかと思いますが、非常にシンプルで、かつ役立つ考え方となっています。
<時間管理の4象限>

時間管理マトリックスでは、「重要性」と「緊急性」の2軸を掛け合わせて、持っているタスクを4つの領域に分類します。
- 緊急で重要なもの(第1領域)
- 緊急ではないが重要なもの(第2領域)
- 緊急だが重要ではないもの(第3領域)
- 緊急でも重要でもないもの(第4領域)
時間管理のマトリックスを使うことでタスクに適切な優先順位を付けることができ、限られた時間の中で最大限の生産性を発揮することが可能になります。ポイントは、「重要」な領域に時間を投資すること、つまり、第1領域と第2領域を優先することです。
私たちはつい緊急性の軸を優先して第3領域に時間を使ってしまったり、一種の“逃避”として第4領域に時間を使ってしまったりします。第4領域の活動を止め、第3領域の活動を削る、他の人に依頼する等をしていくことで、重要な領域にしっかりと時間を使えるようにしましょう。
時間管理のマトリックスに関しては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
タスクブレイクダウン
タスクブレイクダウンは、プロジェクトや仕事を、「実行」を管理できるタスクとしてブレイクダウン、つまり、落とし込んでいくことです。イメージは、落とし込んでいく、というよりも、「仕事」の大きな岩を、細かなタスクという石へ砕いていく、というものです。
タスクブレイクダウンを活用することで、仕事をタスクとしてスケジュールに落とし込んで実行していくことが出来ます。また、タスクブレイクダウンのプロセスを通じて、全体像を把握したり、全体の前後関係を把握したりすることで、タスクの優先順位を適切に決めて実行できるようになるでしょう。
たとえば、「新規記事を作成して、web上にアップする」という仕事があった場合、以下のようなタスクに分解していくことが出来ます。
<タスクブレイクの具体例>
1.ターゲットや記事タイトル・構成等の骨子を決めて、企画内容の承認を得る
2.記事を実際に執筆する
3.校正を依頼して完成させる
4.サムネイルなどのクリエイティブ制作を依頼する
5.記事をwebアップする
このように細かなタスクへと分解することで、タスク毎の所要時間を見積もったり、納期を決めたり、スケジュールに落とし込むことが出来るようになります。
HIRODEN
HIRODENは、「タスクの手戻しをなくす」ために有効な思考のフレームワークです。先ほどのタスクブレイクダウンをする時に、抜け漏れが生じないようにするフレームワークと考えると良いでしょう。HIROENは、タスクとして確認すべき内容の頭文字を繋ぎ合わせたものです。
<HIRODENのフレームワーク>
1.あらかじめ誰かに聞いておくべきことはないか(HEAR)
2.誰かに伝えておくべきことはないか(INFORM)
3.誰かに頼んでおかなければならないことはないか(REQUEST)
4.自分自身で実施すべきことは何か(OPERATE)
5.調査、検討を要することはないか(EXAMINE)
6.あらかじめ誰かと交渉すべきことはないか(NEGOTIATE)