トップが好むコミュニケーションとは?
NO.2がトップと個別に話す頻度はどのくらいが適切でしょうか。正解は、「毎日」です。

トップは様々な情報をもとに、日々考えや方向性が変わります。だからこそ毎日、何らかのコミュニケーションをとることが大切です。
また、話す頻度と同じくらい大切なことが、トップのスケジュールを把握しておくことです。今誰とどんな商談をしているのか、どんな影響を受けているのか、最近どういう人たちと会議しているのかなどを把握しておきましょう。トップの興味関心を把握することで、現状の課題感や進むべき方向性が見えてきます。
また、トップとのコミュニケーションにおいてもう1つ押さえておくべきことがあります。押さえておくべきは「トップの好むコミュニケーション手法」です。

例えば、メールや文書での報告と、口頭での報告と、どちらを好むかなどです。人によって好むコミュニケーション手法は違うことを認識して、対応しておきましょう。
トップとのコミュニケーションにおける3つのテーマ

上図に掲載している3つのテーマは、トップが常に知っておきたいと考えている情報です。
売上や業績の話を聞くことは、トップの思考の刺激になり、イノベーションの機会にもつながります。
またトップは全てのメンバーのことを見えていないことが多いでしょう。メンバーについては、ネガティブな情報も必要ですが、意識してトップが見えてない隠れた逸材について伝えると良いでしょう。
経営幹部のことや、シニアマネージャークラス、部長クラスの情報はトップ自らが把握していることが多いです。一方で、マネージャー以下のメンバーの情報は、十分トップに届いていない可能性もあるので、こうした現場~課長層についてメンバーのポジティブな情報を伝えておくと、トップの組織作りの思考を刺激することにつながります。
トップの今の興味・関心ごとについても話しましょう。
「社長、今何に関心があるのですか?」というような質問ではなく「こんなふうに動こうかなと思っているのですが、どう思いますか?」というような形で聞くと良いでしょう。そのほうが、組織が方針通りに進んでいるという安心感や手応えをトップが得られます。
トップとのコミュニケーションで大切にすべき姿勢

トップとのコミュニケーションにおいては、コミュニケーションテーマだけではなく、コミュニケーションに向き合う姿勢も大切です。
上図に記載があるように、
- 誠実な関心を寄せる
- よい聞き手になる。トップに自分のことを話させる
- 相手の関心に合わせて話をする
といった、コミュニケーションを取れると、トップは改めて「自分と一枚岩で動いてくれている」と感じるでしょう。
トップも、自分がNO.2を指名したものの不安なので、心理的安全性が確保されて、より深い話ができるように日々コミュニケーションを重ねていくことが大切です。
トップと毎日コミュニケーションを取ることで得られる効果

トップと毎日コミュニケーションをとることで、上図のような効果が期待できます。トップはエスパーではありませんので、コミュニケーションを取らずとも、何でもわかってくれているとは思わない方が良いです。
また、「言うべきことは言う」姿勢は、非常に重要です。ただし、イラッとさせないような伝え方の工夫は必要です。トップの意見に敬意を表しながら伝えることが大切です。

同時にトップからNO.2側に言いたいこと言われたらイラッとするかもしれませんが、「自分が間違っていたな」と思ったら、潔く認めましょう。
メンバーとのやり取りにおいてもこういったことを意識しながら接していくと、スムーズなコミュニケーションが取れるようになっていきます。メンバーとこうしたコミュニケーションをとると、育成しやすい状態を作れるようにもなっていきますので、ぜひ意識してみてください。
さて、トップとのコミュニケーションを通じて何を成し遂げたいかというと、やはり「よりよい組織を作っていくこと」です。ここからは、組織作りのテーマについて考えていきます。
本記事は、全2部構成でお送りします。Vol.2は下記よりどうぞ。