セルフキャリアドックとは?
まずセルフキャリアドックの概要を紹介します。
セルフキャリアドックとは
セルフキャリアドックは、従業員の自律的なキャリア形成を目的とした取り組みです。
従業員の主体的なキャリア形成を促進・支援する総合的な取り組み、そのための企業内での「仕組み」を指します。具体的には、企業が人材育成ビジョン・方針等に基づき、キャリア面談とキャリア研修などを組み合わせて、体系的・定期的に従業員の支援を実施するものです。
従来の企業の人材育成施策は、集合研修などの実施により対象者を集め、企業・組織の業績や生産性・サービス品質の向上という視点から知識や技能を習得させるものが中心でした。
これに対しセルフキャリアドックでは、従業員のキャリア自律を促すことで、従業員自らが主体的に学び、行動することを促すものです。従業員自らが変化を先取りして自分から行動できるようになることで、激しい変化に対して企業や組織としても柔軟に対処していけるようになります。
キャリア自律支援との違い
セルフキャリアドックは従業員のキャリア自律を目的としたものであり、意味合いとしては、キャリア自律支援と同じものです。
セルフキャリアドックは、「日本再興戦略改訂2015」でのセルフキャリアドックの構想や、2016年に施行された改正職業能力開発促進法に従業員へのキャリアコンサルティングの機会提供が規定されたことを受け、厚生労働省が中心となって導入を支援している施策です。
これに対してキャリア自律は、人的資本経営などの流れの中で普及した言葉となります。
キャリアコンサルティング/キャリア面談との違い
キャリアコンサルティングとは「労働者の職業の選択、職業設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うこと」とされています。左記の言い回しは固いですが、キャリア面談も意味合いとしては同じものです。
そして、キャリアコンサルティングや/キャリア面談は、セルフキャリアドックの取り組み内で行われる施策のひとつです。セルフキャリドックは、企業としての方針作成、キャリア研修、キャリアコンサルティングや面談、また各種人事制度などを組み合わせた取り組み全体を指します。
なお、キャリアの悩みは個々人のライフステージや価値観、プライベート状況に応じて千差万別です。現在は、働き方の選択肢等も多様化する中で、研修や人事制度などのアプローチだけでキャリア支援をすることは難しく、1対1で実施されるキャリアコンサルティング/キャリア面談は、セルフキャリアドックの中でも重要な位置づけとなります。









