続いて、営業力がない人の5つの特徴を紹介しましょう。
契約優先になってしまう
営業にとってのゴールは、お客様に商品購入や契約の意思決定をしてもらうことです。しかし、契約の意思決定という自分の都合だけにフォーカスしてしまう営業は、利己的な姿勢を見透かされ、お客様との信頼関係構築や悩みのヒアリングなどができず、結果的に成果が上がりません。
営業プロセスは下記の4つの「不」を解除することだといわれます。契約や購買という自分都合を優先する営業は、スタート地点になる「不信」の解除ができないのです。
<顧客が意思決定に至るまでに解除すべき4つの「不」>
- 不信:この人を信じられるか?
- 不要:この課題を解決したり欲求を実現したりすることは必要か?
- 不適:この商品サービスが自分にとって最適なのか?
- 不急:急いでいま買う必要があるのか?
話を聞かない
営業の仕事は、自社の商品やサービスを通して、お客様の悩みを解決したり目的を実現したりすることです。したがって、お客様が解決したい悩みや実現したいことを聞くのは、適切な提案をするための大前提になります。
しかし、世の中には、お客様の話を聞かず、相手の反応やニーズを踏まえず、一方的に商品サービスのプレゼンをし続けるような営業もいます。それでは、相手との信頼関係は構築できませんし、商品サービスの価値を納得してもらうことも難しいでしょう。
説明がわかりにくい
以下のようなわかりにくい説明しかできない営業の場合、実績を上げることは難しくなります。
- 相手のレベルに合わせた説明ができない
- 論理的な説明ができない
- 要点がない など
営業活動で成果を上げるうえで、必ずしも流暢でしゃべり上手である必要はありません。ですが、相手に伝わるロジカルコミュニケーションができることは、営業にとって必須の力です。
顧客の依頼を断ることができない
営業力がない人は、顧客の依頼を断れないという特徴もあります。例えば、以下のような無理な要求に対しても、毅然として断ることができません。
- 「営業時間外の20時に来てほしい」
- 「今すぐ対応してほしい」
- 「〇日までに納品してほしい」 など
断るべき理不尽な要望を唯々諾々と受け入れてしまう営業は、顧客などから「あの人はお願い(要求)すれば絶対に対応してくれる」と思われます。
もちろん、顧客の状況や事情を汲み取って、できる範囲で誠実に対応することは大切です。
しかし、無理な要求を断れない営業は、他の商談を犠牲にしたり、社内に迷惑をかけたり、安請負して要望を結果的に実現できなかったりといったことを生じさせがちです。また、顧客と対等な関係を築くこともできません。
マイナス思考である
マイナス思考がひどすぎると、お客様の悩みや課題に対してポジティブな提案ができなくなります。また、市場環境や顧客ニーズの変化などへの柔軟な対応、新規顧客の開拓、新しいチャレンジなども難しくなるでしょう。