OODAループとは?
OODA(ウーダ)ループは、スピーディーな意思決定と実行を可能にするためのフレームワークで、Observe(観察)⇔Orient(状況判断)⇔Decide(意思決定)⇔Act(行動)という4つの要素をループさせながら意思決定を行っていく考え方です。
元々は1970年代のアメリカ空軍で開発された思考フレームワークであり、効果と汎用性の高さからビジネス界でも注目されるようになり、今日では急激な環境変化に耐えうる有用なツールとして多くの企業で活用されています。
PDCAサイクルとの違い
OODAループとよく比較されるフレームワークがPDCAサイクルです。PDCAサイクルはPlan(計画)⇒Do(実行)⇒Check(評価)⇒Action(改善)の4つのフェーズを繰り返すフレームワークです。品質管理の分野で開発され、現在では、人事評価における目標管理などを含めて、ビジネス場面で汎用的に用いられています。
PDCAサイクルとOODAループは、意思決定と実行のサイクルという意味では似ていますが、PDCAサイクルは、PDCAサイクルは「計画 ⇒ 実行 ⇒ 検証 ⇒ 改善」を一方向で動かすのに対して、OODAループでは、「観察 ⇔ 状況判断 ⇔ 意思決定 ⇔ 行動」の中を双方向で動きながら意思決定と実行を繰り返していく形です。
また、PDCAサイクルとOODAループは重きが置かれている役割と目的が異なると言うこともできるでしょう。PDCAサイクルは「改善」に重点を置き、PDCAを繰り返すなかで課題を特定し改善を積み重ねていくフレームワークです。
これに対してOODAは競争環境下での「意思決定」に重点を置き、素早く判断を下し迅速な行動を取るために用いるフレームワークです。
それぞれの開発沿革である「PDCAサイクル⇒製造業の工場において、組織単位で品質改善を進めていく」と「OODAループ⇒空軍パイロットが、コンマ秒の意思決定を繰り返していく」という場面と対比してイメージすると分かりやすいでしょう。
PDCAサイクルとOODAループはどちらが優れている/劣っているというものではなく、後述しますが、特徴に合わせて使い分ける、また、組み合わせて使っていくことが大切です。







