仕事のモチベーションが下がる原因と上げる方法
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社員の仕事に対するモチベーションが下がってしまうのは、以下のような原因が挙げられます。
やりがいの欠如
仕事にやりがいを感じられないと、「達成感が得られない」「自己実現の欲求が満たされない」といった状況に陥り、仕事が単なる「作業」となり、マンネリ化しがちです。
やりがいを生み出すためには、本人の価値観やキャリアビジョンと、企業のミッション・ビジョンを紐づけ、仕事に対して意味付けをすることが大切です。
裁量権の低さ
人は「自己決定権」、つまり自分で物事を決めることで、決めた物事に対するやる気が向上します。逆に、他人に物事を決められると、それが正しいとしても、心理的リアクタンスと呼ばれる効果で、反発が生じます。
したがって、適切に権限委譲(エンパワーメント)して、社員に自己決定権を与えていくことがポイントです。
低い賃金
賃金は動機づけを考えるうえで、根幹的な内発的動機づけのポイントにはならないかもしれません。ただ、外発的動機づけを考えるうえでは大きな役割を果たしますし、また、動機づけにおける重要な衛生要因として、低い賃金と次に述べる評価への不満はモチベーションの低下につながります。
とくに転職が一般化している現代においては、同業界・同経験と比較した際に適切な水準になっていないと、転職を誘発させる原因になるでしょう。
評価への不満
自分の取り組みや成果が評価に反映されない状態では、社員の承認欲求が満たされず、仕事に対するモチベーションが低下します。また、評価は前述した賃金とも紐づきますので、評価への不満は賃金への不満にも直結します。
客観的かつ公平感のある人事評価制度・目標管理制度を導入する必要があります。なお、評価は相対的なものであり、「成果が評価されない」状態も不満を生みますが、「成果を挙げていない人が低評価されない」ことも成果を挙げてる人の不満につながりますので、注意が必要です。
昇進可能性の低さ
自分が思い描いていたような昇進ができないとなると、挫折感に悩み、モチベーションは一気に下がってしまいます。とくに一定の経験年数を経ている社員ほど挫折感は大きくなりやすいでしょう。
社員に挫折感を与えないためにも、昇進の要件を明確化したり、管理職以外の専門職ポストを用意したりするのもおすすめです。昇進昇格は、賃金・評価とも連携していますので、非常に大きな要素です。
コミュニケーションの不足
人は社会的な生き物であり、他人とつながっていないことに不安を感じる傾向があります。したがって、人間関係が悪化したり、コミュニケーションが減少したりすると、モチベーションも下がりやすくなります。
モチベーションを上げるためには、感情的なコミュニケーションを発生させる仕掛けや1on1の導入などが効果的です。とくにフルリモートワークになっている場合には、コミュニケーションの不足には注意が必要です。
仕事を通じた学び・成長の乏しさ
人は、自己実現のために成長しようとする性質があり、仕事をするうえで学びや成長が乏しいと感じると、モチベーションが下がりやすくなります。とくに優秀層や意欲が高い層ほど、成長実感が得られないとモチベーションが下がり、転職を考えます。
新しい能力の開発機会の提供やキャリアサポート、ジョブローテーションなどを導入して、社員が成長できる環境をつくることが大切です。
長時間労働
残業や長時間労働は肉体的・精神的に大きな負担がかかります。長時間労働が続くとモチベーションが下がるだけでなく、社員の健康にも影響をおよぼす可能性があります。
働き方改革が進んだなかで、長時間労働が行なわれている職場はかなり減少していますが、労働時間の短縮や多様な働き方の提供、メンタルヘルス対策の導入などが必要です。
不安定な雇用形態
近年は非正規社員として働く人の割合が増えています。働き方改革のなかで「同一労働・同一賃金の原則」が促進されるなか、同じ仕事をしているにもかかわらず、雇用形態の違いだけで格差が生じれば、非正規社員のモチベーションは低下しがちです。
企業や事業の成長可能性
企業の将来性や成長の可能性に不安を感じると、社員にとってはマズローの欲求5段階説でいう「安全の欲求」が脅かされている状態となります。企業の成長を社員に実感してもらうためにも、経営戦略や目標、ミッション・ビジョンを共有し、全社員に浸透させることが効果的です。
重すぎる責任
社員に責任感を持たせることは大切ですが、重すぎる責任はストレスや負担となり、結果としてモチベーションの低下につながります。ポジションや能力に見合った責任を負わせることが重要です。
なかには責任に対して過度のプレッシャーを感じ、能力を発揮できなくなるタイプの人材もいますので、特性に応じたポジションや仕事の割り振りをすることも大切です。






