ストレングス・ファインダー®を受験することで強みの種となる資質が分かりますが、分かっただけで満足するのではなく、資質を活用して強み=「仕事で成果を上げる力」に磨き上げていくことが大切です。
ストレングス・ファインダー®で分かった資質を活かし、強みに変えていくために効果的なステップは以下です。
1.資質への理解を深める
2.資質の組み合わせから基本傾向を理解する
3.資質を活かしてアウトプットする習慣を作る
4.継続的に振り返り、成長につなげる
1.資質への理解を深める
まず最初のステップでは、
が大切です。ストレングス・ファインダー®を効果的に活用するためには、自分が持っている資質を理解することから始まります。
受験するコースによって分かる資質の数が異なりますが、上位資質トップ5が分かるコースを受験した方は、上位5つの全ての資質をしっかりと理解することが大切です。
ストレングス・ファインダー®を本当に活用するのであれば、34資質すべての順位を知ることをおすすめします。全ての資質の順位を知ると、34の資質全体で偏りを知ることができます。
一つひとつの資質について知り・理解を深めることが大切です。特に上位5つの資質がどのような時に強みとして出るのか、どんなときに弱みとして出てしまうのかを理解しましょう。強みとして出ている状態を「バルコニー」といい、弱みとして出ている状態を「ベースメント」といいます。
例えば「目標志向」の資質が強い人は、目標達成に向けてハードルや課題を超えて力強く進んでいく力があります(バルコニー)。一方で、状況が変わっているのに当初設定した目標に拘り過ぎてしまったり、目標に向かいすぎるあまり組織内の人間関係や配慮を忘れてしまったりすることがあるでしょう(ベースメント)。このように自分が持っている思考や行動パターンだからこそ、成果に悪影響が出ないように注意することも大切です。
2.資質の組み合わせから基本傾向を理解する
ストレングス・ファインダー®の資質は、資質それぞれに意味があります。しかし、実際には各資質が単独で表出するのではなく、上位資質が組み合わさって行動や判断になってきます。そのため、資質の組み合わせを知ると、より自身の傾向を理解することができるでしょう。
まず上位5つの資質が4つの領域のどこに所属するかを確認することで、基本傾向を理解することができます。4つの領域は以下です。
資質がより多く所属する領域は、あなたの思考や行動として強く出ている特徴的なものです。
たとえば、実行力の領域の資質が上位5つのうち4つあったとします。その場合は「物事を成し遂げる方法を知っていて完遂したい、 思考よりも行動の優先順位が高い」特徴を持つ実行力の資質が強く出ることになり、モチベーションの原動力ともなるでしょう。
実行力に属する資質は、
- 達成欲
- アレンジ
- 信念
- 公平性
- 慎重さ
- 規律性
- 目標志向
- 責任感
- 回復志向
となり、資質の組み合わせによって特徴は異なってきます。また、残りの資質が属する領域も影響を及ぼします。
そのため、ストレングス・ファインダー®を本当の意味で活用するためには、こうした組み合わせも含めて読み解くことがポイントです。しかし、ストレングス・ファインダー®の診断結果のレポートを見て各資質を理解しても、組み合わせによる傾向まで踏まえて、どう活用して強みに変えていけばよいかを自分だけで考えるのは難しいと感じる方も多いでしょう。
組み合わせから来る特徴を理解するというステップは、ストレングス・ファインダー®の各資質、強みの生かし方、読み解き方などに精通している認定ストレングスコーチが講師を務めるワークショップなどに参加することがお勧めです。
HRドクターを運営する株式会社ジェイックでは、ストレングス・ファインダー®の生みの親である米国ギャラップ社の公式認定を受けたストレングスコーチが、ストレングス・ファインダー®の診断結果を読み解くワークショップを提供しています。参加することで診断結果を深く知り、強みの活かし方を理解できます。また組織内で開催することで、お互いの傾向、そしてチームの特徴等も分かり、相互理解につながります。興味のある方は以下のリンク先をご覧ください。
3.資質を活かしてアウトプットする習慣を作る
才能(資質)を強みに変えるには、才能に投資をすることが欠かせません。ギャラップ社が示す強みの方程式は以下です。
- 強み(常に完璧に近い成果を出す能力)
- =才能(生来の考え方、感覚、行動)× 投資(訓練、スキル開発、知識構築)
「才能に投資をする」を言い換えると、「才能を自覚して意識的に活用する場面を多く作ること」です。ストレングス・ファインダー®で自分の上位資質について理解を深めたら、資質を活かして日常や仕事で積極的にアウトプットを行うことが重要です。鍛えれば鍛えるほど、才能(資質)を磨くことができるでしょう。
アウトプットの注意点としては、繰り返しの通り、才能は強みにもなり、弱みにもなるということです。ストレングス・ファインダー®では才能を強みとして使っている状態を「バルコニー使い」、弱みとして使っている状態を「ベースメント使い」と呼びます。
ベースメントとは「地下室」です。才能を地下室に閉じ込めておくのではなく、お日様のあたるバルコニーで使うことが大切です。ストレングス・ファインダー®では、すべての才能に関してバルコニーとベースメントを示してくれています。自分がどんな状況の時にバルコニー使い、ベースメント使いになりやすいのかを自覚し、才能を活用していくことが大切です。
4.継続的に振り返り、成長につなげる
才能を強みに変えるには、アウトプットを続けることが必要です。才能は1回だけ、短期間だけ使っても、本当の強みとすることは難しいでしょう。アウトプットを続け、継続的に振り返ることが欠かせません。
振り返りの際には才能をバルコニーで使えていたか、ベースメントで使ってしまっていたかを確認すると良いでしょう。常に改善の意識を持って継続的に振り返り、成長につなげることで、才能を強みとしていくことができます。