マズローの欲求5段階説とは?
マズローの欲求5段階説とは、人間の欲求を5つの段階に分け、ピラミッド化したものです。マズローは晩年、5段階の欲求階層の上に、さらにもう一つの段階「自己超越」があると発表していますが、本記事では5段階の欲求階層をベースに解説します。
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欲求には生理的欲求、安全欲求、親和欲求、承認欲求、自己実現欲求があり、「人間の欲求は、低層の欲求が満たされるとより高層の欲求に向かっていく」とされています。
生理的欲求【欲求:1段階】
生理的欲求は最も低い第一階層となる欲求です。具体的には十分な睡眠、休息、生命を維持するための食事・栄養などがあり、人間の原始的な本能に根付いた欲求です。
現代では生理的欲求が満たされないといったことはそう多くありませんが、長時間労働や業務負荷の過多などが続くと生理的欲求が満たされない状態となります。
また、欲求は仕事の側面と個人の側面で切り分けられるものではありません。例えば、子育てや介護で十分な睡眠が取れず極度に疲労している場合も生理的欲求が満たされていない状態であり、仕事でのパフォーマンスに大きく影響してきます。
安全欲求【欲求:2段階】
安全欲求は第二階層の欲求で、経済的に生活を安定させたい、住む家があって安定した暮らしができる、収入の見通しを立てたいなど、安心・安全に対する内容です。
組織においては、組織の存続への不安(倒産や買収など)や雇用維持、収入への不安などがあると、安全欲求が満たされていない状態になります。また、生理的欲求と同様に、プライベートでの借金やローン返済といった個人的な事情も安全欲求が満たされない状態につながります。
親和欲求【欲求:3段階】
親和欲求は第三階層の欲求で、仲間が欲しい、人とつながりたい、どこかのグループに所属していたいなど、人間関係に関する内容となります。
組織における社会的欲求は職場メンバーとの人間関係が大きく影響しており、職場で自分の居場所があると感じられていることが非常に重要です。居場所がない、職場のコミュニティに居づらいと感じる状態だと、親和欲求は満たされていません。
また、個人の側面でいえば、家庭や友人との不和、育児や趣味のコミュニティにおける人間関係トラブルなども、親和欲求に大きな影響を与えます。
承認欲求【欲求:4段階】
承認欲求は第四階層の欲求で、周りから認められたい、特別視されたい、といった内容になります。承認欲求には他者承認欲求と自己承認欲求の2種類があり、どちらも満たされることで、第5階層自己実現欲求(内発的動機)にたどり着くことができます。
上司からのコミュニケーションや職場での表彰、顧客からの感謝、部下・後輩・同僚・他部署からの声掛け、コミュニケーションなど
目標達成や自分への自信(自己効力感)、自尊心(自己肯定感)など
自己実現欲求【欲求:5段階】
自己実現欲求は、5段階の欲求のうち最後にたどり着く欲求です。他者からの評価や賞賛ではなく、自分の能力を開花させ、理想の自分に近づきたいという欲求です。
自己実現欲求は内発的動機であり、他者からの評価や賞賛といった外部の要因に依存しません。自己実現欲求に従って動いている人は周囲からの評価や環境に左右されず、主体的に行動できるようになります。







