新人研修の平均費用は?研修料金の相場や費用の内訳を解説

2021/08/10

電卓で計算するビジネスマン

新人研修は、組織内で行なわれる研修や社員教育のなかでも、長期間に渡り、かつ大掛かりなものです。特に、今まで社内研修が中心だった企業で外部研修の導入等を検討する場合、研修の相場や費用も気になるポイントだと思います。

 

記事では、新人研修の費用に関する情報を整理したうえで、おススメの新入社員研修も紹介していきます。

<目次>

新人研修の目的やメリットとは?

新入研修は、「学生から社会人への意識変革」と「自社で成果をあげるために必要な社会人としてのビジネスマナーや業務に関わる知識・スキル」を身に付ける目的で実施されます。新人研修で教えられる内容は、以下のようなテーマに大別できます。

 

  • 社会人、プロのビジネスパーソンとしてのマインドセット
  • 組織に馴染むプロセス(組織の歴史、構成、共通言語、ルール、メンバー等)
  • ビジネスマナー
  • 自社および商品・サービスに関する知識
  • 仕事をするうえで必要となる基本的な業務スキル

新人研修の費用相場と内訳

電卓と見積書

新人研修の費用相場は、研修方法や内容、依頼先によって異なりますが、大枠で考えると、以下が必要な費用項目や相場になります。

 

 

講師を外注する場合

一日あたりの講師費用は、10~50万円が一般的です。かなり大きな幅がありますが、講師の実力によって金額が大きく変わります。

 

個人や新人レベルの講師に依頼をした場合、1日10~20万円ほどで依頼可能ですし、経験を積んだ講師やプロレベルの講師であれば30~40万円ほどが相場です。

 

なお、講師を外注する場合、研修の受講人数も費用を左右します。ビジネスマナーなどを実務的に指導したり、ワークなどを行なったりするには、講師1名がケアできる上限人数は25~30名です。

 

30名を超えてしまうと、講師1名でしっかりとフィードバックやケアすることは難しくなります。ただし、30名を超える場合も、サブ講師を15~20名ごとに1名程度配置することで、効果的な研修にすることが可能です。

 

例えば、50~60名であれば、メイン講師1名+サブ講師2~3名程度が適切です。サブ講師は、依頼企業の人事担当者などが務めることもありますし、社内でサブ講師がいないようであれば研修会社側に依頼することになります。

 

 

会場費

個別で研修を実施する場合、社内で会場がない場合には外部で会場を借りる必要があります。会場費は、使用する会場のサイズとグレードによって大きく異なります。一般的な相場は1日あたり3万円~50万円程度です。大手の貸会議室会社よりは、公共系の施設や小規模な貸会議室会社のほうが費用的には安いことが多いでしょう。

 

 

外部の公開研修に派遣する場合

公開研修に新入社員を派遣する場合、新人1名、1日あたり1~3万円の相場です。新人研修は2~3日間の研修が多いため、1人あたり3~9万円程度が相場ということになります。

 

傾向として、各エリアの商工会議所や金融機関などが提供するものは、1人あたりの費用が安く抑えられているケースが多いです。一方で、安価な研修では登壇講師への謝礼額も1日あたり10万円程度だったりすることも多く、研修会社等ではなく個人の研修講師などが登壇していることが多くなります。

 

 

Eラーニングなどのオンライン教材

オンライン学習の一般的な相場は、1人あたり5,000円~1万円程度です。Eラーニングの利点は、学習者の都合で学べて、費用が安いことです。ただし、実践やワークは伴いませんので、あくまでも知識のインプットになります。

 

Eラーニングだけで新人研修をするには、オンライン教材を使って人事担当者が補足や実践指導、ワークをファシリテートするなどの対応が必要です。単体での利用ではなく、実践型研修のフォローアップや反転学習(事前学習)として取り入れることもおススメです。

 

 

旅費交通費

新人が全国に散らばっている場合、じつは研修費用以上に大きな負担になるのが、新人の旅費交通費です。

 

例えば、2日間の研修を実施する場合、通常は2泊3日での移動になりますので、交通費を考えると1人当たり5万円程度かかることになります。場合によってはブロック単位などで新人を集め、分散して新人研修を行ったほうが安い場合もあるでしょう。

 

 

その他

新人研修にかかるその他の費用としては、下記のようなものがあります。

・テキストなどの教材:

内製化する場合、投影資料やテキストだけを研修会社から購入する場合もあります。1人1万円程度が相場です。

・昼食代

新人研修は終日研修となることが多く、昼食等の手配も必要になることもあります。

・講師の旅費交通費

外注する場合にも旅費交通費等は実費精算であることが多くなります。また、社員講師が出張等をする場合にも旅費交通費が発生します。

新人研修は費用だけでなく品質が重要となる

品質評価

前述の通り、新人研修を外注する場合の費用は、依頼先によってかなり変わります。

 

一方で、社会人としての心構え、挨拶、ビジネスマナー、報連相、名刺交換、電話対応などの研修内容(カリキュラム)は、さほど大差がないように見えるかもしれません。

 

しかし、研修レベルは、単に「知識をインプットする」から、「やる意味付けをしっかり行なって、できる/している状態を実現する」までピンキリになります。

 

部門OJTへのスムーズな接続、戦力化スピードによって、入社1年後、2年後の「1人あたり労働生産性」は数百万レベルで変わってくることもあります。そのため、外部研修を費用だけで判断することはリスクがあります。

 

必ず研修の品質も確認して、また、配属後の業務内容や採用人材のレベル等も踏まえて、信頼できて自社とマッチする外部研修を選択しましょう。

 

 

プログラムによる社内・外注の選択

なお、新人研修のプログラム内で、意識変革やマインドセットは、特に講師の力量が必要となる内容です。

 

新人研修の期間に意識変革やマインドセットができていないと、部門配属後のOJTなどでリアリティショック(入社前の想像と現実のギャップ)を受け止められず、モチベーション低下・早期離職につながる可能性もでてきます。

 

そのため、社内講師で新人研修を内製化している企業でも、意識変革やマインドセットに関する研修だけは外部に依頼するケースも一般的です。

 

また、ビジネスマナーなどは、社内でしっかりとした「型」の指導ができれば、十分に内製化は可能です。そして、組織社会化(組織に馴染むプロセス)や習慣・基準形成は社内でしか指導できない内容になります。

 

新人研修すべてを内製するか、外注するかの二択で考えるのではなく、プログラムに応じて外注と内製を組み合わせていくことがおススメです。

ジェイックが提供する新人研修

HRドクターを運営する研修会社ジェイックでは、年間4,000名を超える新社会人にマインド・スキル研修を行なっています。対象人数や層、また提供方法に応じて多彩な新人研修プログラムを提供しています。自社に適しているのがどのサービスか、ぜひ検討してお気軽にお問い合わせください。

 

 

内容をアレンジ可能な個別研修

企業の要望に応じて、研修内容をアレンジする新人研修です。基本となる2つの公開コースをベースに、企業の対象層や要望に応じて内容や伝え方をカスタマイズします。対面・オンラインどちらでの実施も可能です。

 

 

内製化の支援

<社内講師養成講座>

社内登壇する人事部門の担当者などの方が、「研修講師としての心構えと教えるスキル」を身に付けられるのが社内講師養成講座です。

 

<研修プログラムのライセンス提供>

ジェイックが提供する新人研修プログラムをライセンス提供することも可能です。社内講師が実施できるように投影資料等のプログラム、受講者向けテキスト、講師養成をセットで提供します。

 

 

1名から派遣できる公開コース

<新人研修PRO>

全世界で4,000を超えるベストセラー『7つの習慣』をベースとした新人研修プログラムです。高い成長意欲を持つ新入社員に「プロフェッショナル」としてビジネスで成果をあげるための考え方と習慣を身に付けさせるコンテンツです。

 

良質なコンテンツや動画を使いながら、認定講師のファシリテートするグループワーク等を通じて、ビジネスパーソンとして求められる「プロ意識」を醸成します。

 

公開コースはオンライン・対面の両方で提供しています。

 

オンラインクラスは、対面プログラムをオンライン化したものではなく、初めからオンラインで高い効果性をあげるために特化して設計されたプログラムで、

 

・動画を使った反転学習

・ラーニングマネジメントシステムを使った事前事後のフォロー体制

・オンラインだから可能な3回のフォローセッション

 

など、研修効果を高める設計がなされています。

 

<仕事の基礎の基礎>

「社会人としての意識変革」と「ビジネスマナーの習得」にウェイトを置いた新人研修プログラムです。

 

学生としてのお客様感覚を断ち切り、成果を生み出す社会人としての意識をしっかりと醸成します。また、挨拶、報連相、電話対応などの基礎的なスキルを、ペアワークやロールプレイング、グループディスカッションなどで実践、振り返りを通じて身に付けさせていきます。

 

また、研修を通じて、下記5つの基本を習得させます。

 

  • 主体性
  • 約束厳守
  • 感謝・思いやり
  • 一生懸命
  • ABC(当たり前のことをバカにしないでちゃんとやる)

 

「仕事の基礎の基礎」は、入社3のフォロー研修もセットになっています。フォロー研修では、3ヵ月間の振り返りを通じて初心を取り戻すとともに、OJTに入る新人も増える中で、もう一段実務的なタイムマネジメントやタスク管理、報連相などのスキルを重点的に学習します。

 

 

Eラーニング

新入社員研修「仕事の基礎の基礎」を完全E‐learning化したものです。

 

1で構成されています。新人が空いた時間などを使っていつでもどこでも、また繰り返し学習可能なマイクロラーニング形式になっているため、既存の新人研修にフォローアップ等して組み込むことがおススメです。

 

プログラムでは、コンテンツごとにレポート課題やテストが用意されています。したがって、課題の提出やチェック、フィードバックを通して新人と上司が関わることも可能です。ケーススタディなどを活用することで、自発的な課題解決の訓練もできます。

まとめ

新人研修の費用相場は、実施方法や内容、依頼する講師によって変わってきます。なお、新人研修のプログラムは一見すると、ビジネスマナー、社会人としての意識、報連相など、似たようなコンテンツに見えます。しかし、研修レベルはやはり金額に応じて異なります。

 

新人研修の品質に応じて、現場配属後の「教えやすさ」「成長スピード」も変わってきます。金額と併せて、研修品質もしっかりと確認して、適切な新人研修をお選びください。

 

HRドクターを運営する研修会社ジェイックでは、対象人数や重点的に教えたい内容に応じた多彩な新人研修のプログラムを用意しています。

 

  • 個別研修
  • 社内講師の育成
  • 研修プログラムのライセンス提供
  • 公開コース
  • Eラーニング

 

個別研修は、自社用にフルカスタマイズした内容での実施も可能です。新人研修の依頼先を探している方はお気軽にお問い合わせください。

著者情報

古庄 拓

株式会社ジェイック取締役|HRドクター 編集長

古庄 拓

WEB業界・経営コンサルティング業界の採用支援からキャリアを開始。その後、マーケティング、自社採用、経営企画、社員研修の商品企画、採用後のオンボーディング支援、大学キャリアセンターとの連携、リーダー研修事業、新卒採用事業など、複数のサービスや事業の立上げを担当し、現在に至る。専門は新卒および中途採用、マーケティング、学習理論

関連タグ:

関連記事

企業の採用・教育に役立つノウハウ

採用・教育にお困りでしたらご相談ください

pagetop