1.周囲に馴染めない
新人が自身の能力を発揮するには、業務スキルを覚えるとともに、組織に馴染むことが大切です。組織に馴染むことを、専門用語では「組織社会化」と呼びます。
周囲に馴染めているからこそ、「頑張って仕事を覚えて貢献したい」などの意欲やモチベーションが新人に生まれます。また、社内用語や暗黙のルールを理解しているからこそスムーズに報連相できる、必要な決済を取れるなど、能力を活用できます。
新人が周囲に馴染めなければ、周囲と円滑なコミュニケーションが図れなくなってしまいます。仕事にも支障をきたしますし、孤立しているような気持ちとなり、早期離職につながることもあるでしょう。
原因
新人が周囲に馴染めない問題は、新人本人だけでなく、以下のような組織や人間関係の課題から生じることが多いです。
- 新人の受け入れ準備ができていない
- 新人の入社が周知されていない
- 新人のサポート体制がない
- 新人と先輩社員の年代が離れすぎている
- 部署と新人の期待値に大きな開きがある
- 組織の文化や価値観を学ぶ仕組みがない
など
対策、指導のポイント
新人が組織に馴染むことと早期戦力化の両方をサポートする仕組みに、オンボーディングというものがあります。オンボーディングは、組織に馴染んだり、後述する仕事を覚えたりすることも含めて、下記5つの壁を乗り越えることを支援する受け入れプログラムです。
<新入社員がぶつかる5つの壁とオンボーディングによる対策>
- 準備の壁⇒新人の受け入れ準備、プロフィールの事前告知など
- 人間関係の壁⇒歓迎会、ブラザーシスター制度、ウェルカムランチなど
- 期待値の壁⇒育成計画の作成、ゴール像のすり合わせ、定期面談など
- 学びの壁⇒企業文化・価値観・共通言語を学ぶ仕組みの提供など
- アウトプットの壁⇒OJTでのミニゴール設定、自己効力感を高める振り返りなど
「新入社員研修やガイダンスはやっているけど、受け入れに不安がある」という企業ではぜひ検討してみてください。オンボーディングについては、以下の記事で詳しく紹介しています。






