新規採用で自社に合う優秀な人材を獲得するには、以下の面接ポイントも大切にしていく必要があります。
採用基準を明確にしておく
採用基準とは、自社が求める人材かどうかを判断する基準、つまり合否の基準です。面接官の価値観や経験に依存しないためにも、自社の社風や業務内容に合わせて採用基準を作ることが大切になります。
採用基準で大切なことは、「面接でのパフォーマンスが良い学生か?」ではなく、「入社後に活躍する学生か?」ということです。採用基準に照らし合わせて高評価と判断された学生が、入社後に活躍しているかが重要になります。
求職者の性格や価値観、動機をつかむ
面接は自社で活躍する人材かどうかを見極める場であると同時に、人材の志望度を高める場でもあります。志望度を高めるうえで大切なことは、何に魅力に感じるかは相手によって異なるということです。
たとえば、「女性も活躍できるIT企業」を求める学生に対して、「〇〇市場でトップシェア」「教育制度が充実」などの魅力を押し付けるように伝えても、志望度はあまり上がらないでしょう。響かない学生には、業界シェアや教育制度の話よりも「活躍しているママ社員の事例」を伝えたほうが志望度アップには効果的です。
上記のように面接でしっかりと志望度を高めるには、相手の価値観やキャリアイメージなどをつかむ必要があります。
適性検査と併用する
学生の性格や価値観などは、履歴書の内容や面接だけで把握できるものではありません。きちんと設計されていない非構造化面接の場合、たとえば、以下のように面接官の印象や主観で誤った判断をしてしまうこともあるでしょう。
- 「元気に受け答えをする人だ」 ⇒ 「営業マンに向いているだろう」
- 「あまり清潔感がない人だ」 ⇒ 「清潔感がないようでは仕事もできないだろう」 など
上記は、少し極端な例ですが、面接では見極めにくい性格特性や地頭、ストレス耐性などが活躍の影響因子となっていることもよくあります。自社に合う人材をしっかり見極めるには、適性検査と構造化面接を組み合わせるのがおすすめとなります。
志望度は「高めるもの」ととらえる
自社の説明会に参加したり、面接に来たりする人材すべての志望度が非常に高いわけではありません。むしろ、応募初期の段階では、志望度が高まっていないことのほうが多いでしょう。
求職者の志望度は、求人情報の認知⇒企業説明会への参加⇒応募⇒一次面接⇒二次面接……というプロセスのなかで、企業が少しずつ向上させていくものととらえるべきです。
もちろん最終選考などで「自社への志望度が十分に高いか?」を採用基準とすることは、もちろん問題ありません。
ただし、初期選考で「自社への志望理由」を聞き、納得感のある答えや熱意ある回答でなければ落とすといったことをしては、よほど入社したい人材が多い企業でなければ優秀人材を逃す結果になってしまいます。
したがって、優秀な人材を獲得するためには、各ステップでの魅了付けを意識して、少しずつ志望度を高めてあげる必要があります。