この章では、1dayインターンシップにおすすめのプログラム例を紹介します。一般的にインターンシップは、いくつかのプログラムを組み合わせて設計することが多いです。
以下のなかから、自社へのニーズ×魅力に合うものを組み合わせるとよいでしょう。
企業紹介
企業紹介は、基本的に以下の内容をベースに考えます。
- 企業概要
- 沿革
- 事業内容
- 事業規模
- ビジョン
- 働き方の選択肢 など
ただし、1dayインターンシップに参加する時点の学生は、3年生3月以降などの就職活動が本格化する時期と比べて、仕事観が固まっていないことが大半です。
また、企業への応募意思も低い可能性が高いでしょう。したがって、
- この業界は成長性がありそうだ
- この仕事はやりがいがありそうだ
- 仕事を通じて成長できそうだ
など、自社に魅力付けする手前で「業界」や「仕事」への魅力付けを意識するとよいでしょう。
ビジネスや仕事のレクチャー
ビジネスや仕事のレクチャーでは、職場見学や業務体験、グループワークなどの前に知っておいたほうが良い仕事・ビジネス・業界知識などを講義形式で伝えます。
Ex)
- 飲食店の従業員には、どのような役割があるか?
- 営業職とはどのような仕事か?営業職に必要なスキルはなにか?
- 自社の製品が業界No.1の理由(こだわり)はなにか?
- そもそも、マーケティングとはどのような活動か? など
ビジネスや仕事のレクチャーも、企業紹介と同じで“業界他社と比べた自社の特徴”などにフォーカスしすぎるよりも、仕事自体の面白さなどを伝えることを意識するようよいでしょう。
職場見学
職場見学とは、既存社員が働くオフィス・実店舗・工場などの現場を見てもらうものです。いわゆるストアツアーのことになります。
ただし、実店舗や工場などの場合、安全上の問題や通常業務に支障が出るなどの理由で、実際の見学はできないことがあります。
その場合、職場見学ムービーなどを作成し、疑似体験してもらうこともおすすめです。職場見学ムービーは採用サイトなどでも活用できるでしょう。
業務体験、ロールプレイング
業務体験では、実際の仕事の体験や既存社員の補助をすることで、入社後に働くイメージを具体化してもらいます。
ただし、職場見学と同様に、業種・職種によっては機密情報の扱いや安全上の問題などから、現場での業務体験ができないことがあるかもしれません。
また、実際の業務体験は、受け入れられる人数の上限、現場との調整などハードルとなることも多いでしょう。
したがって、実際の1dayインターンシップでは、以下のような形でロールプレイング(疑似体験)を行なう場合も多いです。
- 学生同士で接客やカウンセリングのロールプレイングをする
- 既存社員が顧客役になって、商談や提案などを行なってもらう
- 設定されたケースやヒアリングをもとにしてシステム設計をしてもらう
グループワーク、グループディスカッション
グループワークとは、4~8人ぐらいのグループで、自社の仕事・事業に関するテーマに関して議論・発表をするものです。
以下のようにさまざまな種類があり、いわゆるビジネスゲームも狭義のグループワークになります。
- プレゼン型:チーム内で自由な議論をして結論を発表するもの
- 選択型:与えられた選択肢のなかでメンバーと合意形成をしながら、最適解を出すもの
- 課題解決型:ビジネスに即した事例に関して、解決方法を考え発表するもの
- 作業型:メンバーと協力し合って工作をしたり、体や手を動かしたりするもの
- ゲーム型:学びと楽しさの両方を兼ね備えたもの
なお、グループワーク・グループディスカッションは、学生の見極めにも活用できます。
<グループワークやディスカッションで見ることができる学生の資質>
- 積極性
- 主体性
- リーダーシップ
- 論理的思考力
- 発想力
- コミュニケーション力
- 協調性 など
短時間のグループワークやビジネスゲームを、企業紹介やレクチャーといった座学のアイスブレイクとして活用することもおすすめです。
(例)伊藤忠商事のテレビCMを作るとしたらどんな内容にするか【14卒伊藤忠商事GD過去問】|unistyle
新規事業、新規サービスの考案
学生から人気が高い新規事業や新規サービスの考案なども、1dayインターンの定番です。
新規事業・新規サービスの考案とは、以下のようにさまざまな新規事業や新規サービスの創出をするワークショップになります。
Ex)
- 飲食店Aで、ファミリー層を増やすための新サービス・新キャンペーンとは?
- 顧客体験の変革につながるスマートフォンアプリとは?
- 自社の販売サイトにもたせたほうが良い新機能とは?
- 顧客満足度の向上につながる新カスタマーサポートとは?
- 自社で次に取り組むべき新規事業を考案する など
新規事業やサービスの考案は、グループワーク形式で実施することが大半です。グループワークと同様に、主体性やコミュニケーション力の見極めに役立つメリットがあります。
最後に、考えた企画の発表、順位付け、講評などを行なうことで、プログラムとしてきれいに収まるでしょう。
既存社員との交流会
職場の雰囲気を感じてもらううえで、社員との交流会も1dayインターンでおすすめのプログラムです。学生の以下のような不安・疑問を解消することで、自社の魅力付けにつながります。
- どのようなときにやり甲斐を感じる?
- 仕事で大変なことは?
- 仕事と子育て・家事は両立できる? など
時間の少ない1dayインターンシップの場合、ランチ交流会などにするのもおすすめです。
ただし、既存社員の話し方や回答内容によっては、学生に不安や悪印象を与えることがあります。また、交流会の参加メンバーは誰でも良いわけではありません。
予想される主要な質問に対しては、事前に考えをまとめておいてもらうなどの準備も大切です。