「重要感を持たせる」の詳細と実践
初めに「重要感を持たせる」の詳細を解説します。
ポイント① 人は皆「自分が重要な存在である」と認めてもらうことを望んでいる
私たち人間は皆、誰かにとって自分が重要な存在である実感したときに、幸せや自尊心を感じる、社会的動物です。必要とされている、尊重されているという気持ちは、私たちに精神的な安心感をもたらします。
誰かから必要とされている、コミュニティで尊重されているという実感を持つことで、私たちは人間らしく生き生きと人生を過ごすことができるようになるのです。カーネギーは本書の中で、「重要感を持たせる」ということが、人を動かす上で不可欠なアプローチであるとしています。
誰しもが抱いている「自分が重要な存在でありたい」という欲求を満たしてあげること。これが、相手を動かす上での第一歩となります。
ポイント② 「率直で、誠実な評価」を与える
相手に重要感を持たせるためには、相手を尊重し、惜しみない賞賛を与えることが重要です。心から相手を信頼し、相手の人格にまっすぐ向き合い、心からの感謝を示すということです。
相手に称賛を送る時は、「率直で、誠実な評価」でなくてはいけません。もし、相手に良く思われたい・気に入られたいとからと、表面的な「お世辞」や「おべんちゃら」を口にしたらどうなるでしょうか。お世辞やおべんちゃらは、簡単に見透かされてしまい逆効果になってしまうでしょう。
相手に重要感を持たせるには、なにも大袈裟に、大きなことを伝える必要はありません。例えば、ランチで訪れたお店の料理が美味しかったり、接客で良いなと思った点があったりすれば、ホールスタッフに率直にそのことを伝えるよう。それだけのことです。こういった心がけを、普段から習慣にすることが大切です。
ポイント③ 日頃から他人の長所を見つける習慣を持つ
カーネギーは、「率直で、誠実な評価」をするためには、日頃から他人の長所を見つける習慣をつけることが大切だと述べています。
たとえば、皆さんの職場のメンバーを思い出してみましょう。そして、それぞれの長所を、1人3つずつ思い浮かべて下さい。それらの長所が、仕事の場面や雑談の中で、どんな具体的な行動として表れているでしょうか。あるいは、その行動によって、あなたや職場全体にどんな良い影響がもたらされているでしょうか。
もし、すぐにパッと思い浮かばない場合は、この記事を読んだ直後から、「何が長所、強みだろうか?」「どんな風に発揮されているだろうか?」「それによってどんな貢献があるだろうか?」という目線を持って、普段からメンバーを観察してみて下さい。
「率直で、誠実な評価」をするためには、普段から相手に関心を示し、些細なことや、ちょっとした言動をしっかり観察しておくことが重要です。これを習慣づけることで、率直に誠実に評価することが容易にできるようになります。
普段から相手に関心を持ち、気を配るためには、自分自身の心身に余裕があることも大切です。人を動かしたい、そのために相手に“重要感を持たせる”ためには、自分自身をしっかりとセルフマネジメントして、心身に余裕がある状態を普段から保つことを心がけましょう。







