新入社員にリーダーシップを発揮してもらうことがなぜ大切なのか?
“新入社員にリーダーシップを発揮してもらう“と言うと、もしかしたらこのような疑問が浮かんでくるかもしれません。
「新入社員にとって、リーダーシップを発揮するのは荷が重いのではないだろうか?」「新入社員にとっての“リーダーシップ”とは、そもそもどのようなものなのか?」
「自分の会社の新入社員にも、リーダーシップを身に付けてもらうのは可能なのか?」
こういった疑問が浮かぶこともあるかもしれません。まずはこの章では、“それでもなぜ新入社員にリーダーシップを発揮してもらうのが必要なのか”をお伝えします。
“リーダーシップの発揮”を習慣として身に付させることの大切さ
HRドクターを運営する株式会社ジェイックでは、毎年数多くの企業で、若手の採用支援や新人社員研修をおこなっています。採用や教育の支援でご縁をいただくと、経営者や人事の方から、新人や若手に期待するリーダーシップや次世代リーダーの育成についてご相談いただいたり、考えを伺ったりすることがよくあります。
職種や業界によって、求める行動には違いがあり、新人のうちから“自ら考えて決めて行動する”ことを求める企業もあれば、逆に、“新人のうちは、言われたことをしっかりやって吸収してくれればよい”という企業もあります。また、早期から素質を感じる新人は選抜してリーダー教育をしているところもありますし、企業によって考え方や取り組みは様々です。
ただ、新入社員のうちから強いリーダーシップを求めるか、入社3~5年ぐらいまでは知識や段取りを吸収することにウェイトが置かれるかの違いはありますが、どの企業でも、1人前の社員には“リーダーシップ”を求めることは共通です。
記事の冒頭でも紹介した通り、“リーダーシップの発揮”とは一種の習慣です。自ら考える習慣、自ら決める習慣、自らの責任を広げる習慣…それらの積み重ねが“リーダーシップの発揮”です。従って、新入社員に求める行動には会社によって差はありますが、求める範囲の中で、“リーダーシップの発揮”を習慣として身に付けさせる必要があるのです。
習慣形成だからこそ、“鉄は熱いうちに打つ”ことが重要
“リーダーシップの発揮”を習慣として身に付けられなかった新入社員はどうなるでしょうか。早期に強いリーダーシップを求められる会社であれば、率先垂範したり、周囲を巻き込んだり、周囲の力を借りたりすることができない新人は、徐々に放置され、積極的には相手にされなくなっていきます。そして、同期にリーダーシップを発揮して成果をあげる人が次々と出始めると、比較され、“イマイチ”“消極的”とネガティブなレッテルを貼られ、チャンスを掴みづらくなっていきます。
「新人の数年間は先輩や上司の仕事を見ながら、知識や段取りを覚えていけばいい」という会社ではどうでしょうか。早期に強いリーダーシップを求める会社ほど、周囲からの評価に差がつくことは少ないかもしれません。しかし、知識や段取りを覚えて、1人前になって、“リーダーシップの発揮”を求められるときに大変になります。
繰り返しになりますが、“リーダーシップの発揮”とは一種の習慣です。いままでなかった習慣を急に身に付ける、しかも、いままでの“リーダーシップを発揮しない習慣”を矯正して、“リーダーシップの発揮”という新たな習慣を身に付けることは非常に困難です。知識や段取りだけが身に付いて、リーダーシップを発揮できないと、“前例踏襲”、“事なかれ主義”の社員になってしまいます。
従って、新入社員の段階で求められる言動は会社によって差はありますが、その範囲内で“リーダーシップを発揮”する習慣をしっかりと身に付けさせることが大切なのです。






