フォロワーシップとは具体的にどんな行動を指すのか、どんな行動が増えればフォロワーシップが高まったと考えられるか、具体的に紹介します。
積極的に仕事を引き受ける
近年では、自分の業務をこなしながらマネジメントを行っているリーダーも多くなっています。プレイングマネージャーとして働くリーダーにかかる負担はかなり大きなものです。しかし、フォロワーが積極的に仕事を引き受けてくれれば、リーダーがマネジメントに集中しやすくなります。
フォロワーシップを持つメンバーは主体的に仕事を引き受けます。これは単に「自分の評価をあげたい」「リーダーに貢献したい」ということではなく、「リーダーのパフォーマンスを高め、チームの目標を達成するために、自分が出来ることは何か?」と考えた結果です。
こうした主体的な働き方は周囲のフォロワーにも影響を与え、組織全体が活性化されていくでしょう。
自分の意見をしっかり伝える
リーダーの考え方や意見に対して疑問を感じたり、誤っていると思った場合、高いフォロワーシップを持ったメンバーは、自分の疑問や意見をしっかりと提示します。
前述の通り、フォロワーシップとは「リーダーの言うことに無条件に従う」というものではなく、「チームや組織にとってベストなことは何かを考えて行動する」姿勢です。ある意味で、リーダーと同じ立場で考えることがフォロワーシップなのです。
リーダーに対して建設的な批判や提言を行ったり、臆せずに自分の意見を述べたりすることで、より良い施策を生み出したり、優れた意思決定につなげることができるでしょう。
プロアクティブに行動する
プロアクティブとは、「先を見越して」や「事前に」といった意味です。優れたフォロワーシップを持つメンバーは、上司からの指示を待って行動や報告をするのではなく、自ら能動的に行動します。その結果、上司の負担も軽減されます。
これもリーダーと同じ視点で、「何が知りたいか?」「何が必要となるか?」と考えるからこそ発生する行動です。プロアクティブな行動を取るメンバーが多ければ、組織は活性化されパフォーマンスを向上することができるでしょう。
全体への貢献を考える
優れたフォロワーシップを持つメンバーは、チームや組織全体への貢献を考え、行動をします。個人の利益ではなく、全体の利益や目的を考えるからこそ、リーダーや他のメンバーから信頼されますし、リーダーシップにつながるのです。
良いフォロワーは優れたチームとなるために積極的に意見を述べ、仕事を主体的に引き受け、組織全体のパフォーマンス向上につながる役割を担います。
最終決定を支持する
チームや組織として方針や方向性を最終的に決定することは、多くの場合リーダーの役割です。優れたフォロワーは最終決定に至るまでには自分の意見をしっかり伝え、討議し、より良い意思決定ができるようにします。そのうえで、最終的な意思決定は、きちんと理由を確認したうえで意思決定を指示し、意思決定に責任を持つひとりとして行動します。
完璧を求めない
リーダーはチームを引っ張り決断をしていく存在ですが、決して完璧な存在ではありません。業務の領域によってはチームメンバーの方が専門知識や経験を持っている場合もあるでしょう。
また、リーダーの決定は常にベストというわけではありません。フォロワーはリーダーが完璧ではないことを理解して、方針や判断に誤りがあれば率直に意見を伝える、リーダーの弱みを補うなど、建設的に支援していくことが大切です。
未来志向で物事を考える
フォロワーシップに優れたメンバーは、常に未来志向で物事を考えます。課題に直面した場合、どうすれば課題を乗り越えていけるかを、周囲も巻き込みながらリーダーと共に解決策を求めて行動します。未来志向であるため、失敗したとしても失敗を財産として次に生かすことを考えます。