若手が退職する3つの理由
理由① 理想と現実のギャップ「リアリティショック」
若手が退職する最も大きな理由は、理想と現実のギャップである「リアリティショック」です。
特に新型コロナウイルスが感染爆発する前の就職・採用市場は「売り手市場」でした。そのため、採用活動では自社の良いところをアピールして採用活動を展開していました。決して嘘を吐いていたわけではないにしろ、厳しい部分や泥臭い部分などをあまり出さずに採用活動している企業も多かったでしょう。
結果として、「就職活動中に思い描いていた入社後のイメージ」と「実際に入社した時の現実」に大きなギャップが生まれ、退職に繋がっていきます。たとえば、入社前は何でも挑戦できる風土があると思っていたのに、入社してみたら「朝鮮の前にまずは1から仕事を覚えなさい」と言われてしまった。若手のエース社員と面談して入社して早々に活躍できると思っていたが、実際には膨大な知識を覚える必要もあるし泥臭い仕事ばかりだった等です。
なお、不況下における採用活動であれば「リアリティショック」がなくなるわけではありません。確かに採用活動の中で良い面ばかりをアピールすることは減ります。一方で、自社の業績が厳しい時、受け入れず現場は一種の非常事態モードになっています。通常時よりも厳しい教育やコミュニケーションが行われたり、現場の雰囲気もゆとりがなくなっていたりすることも多々あり、やはり結果として「リアリティショック」が生まれます。
理由② 「上司」との人間関係、「上司」の仕事ぶり
退職の理由について、「人は会社を去るのではなく、上司のもとを去るのだ」という言葉があります。つまり、多くの若手は「仕事内容」や「会社環境」への不満よりも「上司との人間関係」への不満が引き金となって退職を決めるのです。
また、最近では「上司との人間関係」と併せて「上司の仕事ぶり」が退職を考える理由になることも増えています。若手から見た時、上司は「●年後のロールモデル」です。従って、上司の仕事ぶりを見て、「●年後にこうはなりたくない」と思うと、それが退職を考える引き金になることもがあります。
理由③ 仕事に対する「価値観」のギャップ
仕事に何を求めるのかは、今どきの若手と40代以上では大きく異なっています。もちろん個人差はありますが、全体的な傾向として、この10年ほどで、新人・若手の仕事に対する価値観は大きく変わっています。特にこの数年では「序列を作るよりもフラットな関係」「仕事中心の生き方を嫌う」「根性や気合よりもスマートに片づけたい」といった新たな価値観が完全に浸透しました。
そんな新人や若手の上司が、「昇進や昇格することが正義」「仕事のためにプライベートを我慢するのは当然」「気合と根性で頑張る」といった価値観を持ち、新人や若手にも押し付ける指導をすると、若手から上司への尊敬が失われ、人間関係が壊れるきっかけとなります。
今の若手は転職することに抵抗感がありませんし、フリーランスなどの働き方にも不安がありません。従って、会社や上司の価値観についていけない、会社の将来性がないと感じると、昔よりも簡単に退職する(転職する)選択肢を取るようになっています。
退職理由に関しては以下の記事でランキング形式で詳しく解説しています。






