本章では、多くの企業が導入されているマネジメント研修サービスを8つ、それぞれの特徴とあわせて紹介します。マネジメント研修の委託先を選ぶ参考にしてください。
1.リクルートマネジメントソリューションズ
リクルートマネジメントソリューションズの階層別研修は「役割意識の転換」を重視しているのが特徴で、ピラミッド型のヒエラルキー的な組織構造にフィットします。
そして、「個」の成長を打ち出した多彩なプログラムが、意欲の高い人材の自律的な学びを支援するものとなっています。
①研修の特徴
・異業種交流の相互研鑽で“気づき”と“実践”を促す
講師による講義だけではなく、受講者同士で高め合うグループワークなどを通し、学びの効果を最大化させる工夫を取り入れた独自のプログラムが特長です。
昨今人気のオンラインの公開コースでは、異業種交流で相互研鑽ができる仕組みを取り入れています。
・経験豊かなトレーナー・講師陣
マネジメント経験のあるトレーナーが担当しています。
また、マネジメントに必要な知識やスキルを培う研修では、専門領域で経験を積んできた「その道のプロ」がプログラム開発から講師まで担当します。
・多彩なマネジメント研修ラインナップ
管理職向けのマネジメント研修は約60コースあり、じっくり学べる2日間コースや、ポイントを絞った3時間コースまで、利用目的にあわせて細かな選択可能です。
②オンラインorリアル
「オンライン」「リアル」どちらも選択可能です。
③こんな企業におススメ!
- 「我流のマネジメントばかりで、なかなか成果が出ない」
- 「プレイングとの両立で管理職の負荷が高まっている」
- 「テレワークでのメンバー育成が難しい」
など、個性の強いタイプや、業務を人に任せられないタイプの人材などに、柔軟な変化を求めていく内容に有効でしょう。
参照:https://www.recruit-ms.co.jp/open-course/manager/
2.インソース
インソースという社名は、世の中的にアウトソーシングが進む中で、自社内の人材を成長・活性化することが大事だという想いから来ているそうです。
組織内の個人の力を引き出すことを主眼に、社内に多くのエンジニアを擁していることを背景に、ITツール等と絡めたデジタルコンテンツを強みとしています。
①研修の特徴
・普遍的なマネジメントの3ポイント
マネジメントの肝となる、「組織」「業務」「人」の3つの管理ポイントを捉えた研修です。
3つの要素を管理するスキルを習得することで、部下の力を最大限に引き出し、組織目標を達成できるマネジメントの実現をめざす研修内容です。
・現代ならではのマネジメント
リモートワーク下での管理スキルやダイバーシティ推進、DXの積極的活用など、時代のニーズに即したマネジメント手法の習得など、従来とは異なるマネジメントに挑む方に向けた新たな研修も続々と開発されています。
・業界・職種に合わせたカスタマイズ
営業マネージャーは、自分も成果を上げながら部下の営業活動のフォローを行うための「進捗状況の見える化」が必要ですし、コールセンターのSVであれば、モニタリング後の「フィードバックスキルを高める」ことが重要です。
基本のマネジメントスキルを網羅したうえで、お客さまの業界や職種でよくある事例やケースを組み込んだプログラムによるカスタマイズ研修が可能です。
②オンラインorリアル
「オンライン」、「リアル」の選択が可能です。
③こんな企業におススメ!
- 「業種別でマネジメント研修を受講させたい」
- 「現代ならではの新しいマネジメントの研修に興味がある」
- 「自社の業務はとても特殊なので、適した研修が見あたらない」
カスタマイズされた研修の一部は「レアもの研修」として特集され、HPでラインナップとして紹介されています。
例えば「男性保育士向け研修 ~保護者の信頼を獲得する編~」や「マスコミ対応研修 ~食品業界向け記者会見における謝罪対応編~」など、かなりニッチなテーマでのピンポイントの研修で提供されています。
参照:https://www.insource.co.jp/kanrisyoku/management-top.html
3.日本能率協会(JMA)
創立80周年の歴史がある一般社団法人で、社長や役員向けのトップマネジメント研修修了者は延べ10,000人を超えています。日本でも有数の歴史を持つ研修会社です。
①研修の特徴
・役職階層別のマネジメント研修
取締役から新任管理職までの多くの階層別マネジメント研修が提供されています。
「他流試合型ワークショップ」研修では、リーダー・マネージャー層が、異業種の参加者との討議で相互に刺激を与え合い、自社の常識や習慣にとらわれない、新しい視点や発想を獲得できる内容になっています。
・経営幹部系の研修
「エグゼクティブ・ビジネスリーダーコース」は、数年以内に社長・役員をめざす方が対象で、経営幹部に求められる経営知識・スキルを各テーマの専門家による講義・演習や他社参加者との討議等を通じて学べます。
修了後の同期会活動もサポートされるなど、上級管理職、幹部層向けのマネジメント研修が提供されていることが大きな特徴です。
②オンラインorリアル
「オンライン」か「リアル」か、研修によって異なります。
③こんな企業におススメ!
- 「さまざまな企業の人材から刺激を受けてほしい」
- 「経営幹部を長期的に育成、交流できる研修を探している」
- 「階層別やスキル別でキャリアプランと組み合わせた研修を考えている」
研修はオーソドックスな内容を幅広くカバーしています。会員企業と会員外企業とで研修費用に差があり、会員外ですと少し価格が高くなります。
参照:https://jma-mi.com/course/
4.産業能率大学 総合研究所
経営コンサルティングとマネジメント研究で100年近くの歴史を持つ組織です。学生教育を短大・大学・大学院で実施し、社会人教育を総合研究所が担うという形で運営されています。
課題解決という点に強みをもち、コンサルティングからソリューションまで学びの機会を提供しています。
公開セミナー、講師派遣型・オンライン型の企業内研修があるほか、通信研修も数多く用意されています。
①研修の特徴
・豊富な研修種類とプログラム
全般的なマネジメント研修では、「OJDマネジメント実践研修」や「異文化対応基本研修」、「EXE|ビジネスリーダー特性診断」など、さまざまな研修があります。
・「働き方改革」に合わせたマネジメント研修
管理職、管理者、働き方改革推進リーダーなどが「働き方改革」の意義を理解し、生産性向上のための方法論を習得することで、ミドルアップダウンによる組織変革を実現させる研修も提供されています。
②オンラインorリアル
「オンライン」「リアル」どちらも可能です。
③こんな企業におススメ!
- 「学校法人が運営する社会人向け公開セミナーを受講したい」
- 「課題を明確にして、解決に向けたシナリオを描けるようになりたい」
- 「人事教育部門がラインナップを指定し、参加者にはその中で選択してもらいたいなど、選択的な受講制度を運用したい」
参照:https://www.hj.sanno.ac.jp/cp/public-seminar/search/
5.ALL DIFFERENT(旧ラーニングエージェンシー)
監査・税務・法務、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリーなどを提供しているデロイト トーマツグループ から2019年に独立し、ALL DIFFERENT(旧ラーニングエージェンシー)へと社名を変更しました。
もともと会員制の受け放題研修サービスを提供してきた沿革があり、マネジメント研修もマネジメントスキルを細分化して、細かな単位で効率よく学べるようになっているのが特徴です。
①研修の特徴
・新任・初級管理職研修
新任・初級管理職を対象とした「管理職が担うべき役割を理解する」ための研修です。
トッププレイヤーとして活躍し成果を残してきたメンバーが、一度自分の培ってきた知識・スキル・経験をリセットし、「マネージャー」としてマインドチェンジできるように促します。
・中級・上級管理職研修
中級・上級管理職を対象にした「その役割の実行・実現の方法を学ぶ」ための研修です。
管理職は自身と若手は物事の考え方が大きく違うことを認識し、どのようなコミュニケーションの取り方が適切かを学ぶことで、組織の上に立つ管理職が、多様な視点を持つための内容が組み込まれています。
②オンラインorリアル
「オンライン」「リアル」どちらも可能です。
③こんな企業におススメ!
- 「経営理念や経営課題への理解や認識が薄い」
- 「マネジメントの知識はあるが、実行に移せていない」
- 「定額制で受講できるようにしたい」
参照:https://www.learningagency.co.jp/seminar/lineup/management/
6.Schoo
「大人たちがずっと学び続ける生放送コミュニティ」という新しいスタイルで、生放送や録画の講義を受けることができます。
短時間の動画授業が基本で、チャットのようにコメントでの参加もできるようになっています。
開講されている研修については、概要、おすすめのほか、学習ゴールも示されていて、自学自習ができる方、目標をもって学ぶことに慣れている方にとって、学びやすく情報が示されています。
①研修の特徴
・管理職としての役割やマネジメントの基本が学べる授業
管理職としての役割理解や、管理職に必要な基礎スキルを身につけることができる授業が全1回や全7回といった内容で、講師の先生ごとに作成されています。
目標管理や業務改善、メンバーマネジメントやリーダーシップなどについて学ぶことができます。
・部下への指導力を向上させる授業
管理職にとっての必須スキルである、メンバーマネジメントについて学べる授業もあります。
部下のモチベーションマネジメントの基本や、チームのメンバーに対して行動変容を促すための働きかけのコツなどを学ぶことができます。
・チーム・ビルディングや組織運営について学べる授業
組織マネジメントに必要な運営力の基本や、チーム・ビルディングの基礎知識を身につけられるものもあります。
②オンラインorリアル
基本的には「動画視聴型のオンライン研修」です。
③こんな企業におススメ!
- 「個人で必要なテーマを自発的に受講してもらいたい」
- 「指定した動画授業を見て、例えば新任管理職の役割を認識してほしい」
- 「ビジネス書を読むような感覚で、動画の授業を受けることに慣れてもらいたい」
ここまでに紹介した他者の研修とは異なり、動画サイトに近いラフな感じがあり、親しみやすさはとても現代的です。
一種のe-leraningサービスとなりますので、社内でどのように運用するかが大きなポイントになります。
参照:https://schoo.jp/biz/theme/manager/
7.株式会社アガルート
株式会社アガルートのマネジメント研修は、役割や階層に応じた研修プログラムが特徴です。「戦略」「ヒト」「カネ」という組織マネジメントの三大要素に焦点を当て、状況に応じて研修をカスタマイズすることができます。
①研修の特徴
・専門講師の実務経験に基づいた教育
各テーマに精通したプロフェッショナルが講師を務め、現場の実情に即した実践的な学びを提供するため、受講者は即戦力となる知識やスキルを効率的に習得できます。
・受講生同士のネットワーク形成
グループワークやディスカッション形式の学習で、異なる業界や背景を持つ受講生が交流し、お互いに刺激を受けること環境が整っています。そのため、これまで気づかなった別の視点も学ぶことできます。
・階層別や職務に応じたプログラム
新任から中堅、経営層まで、それぞれの職務や役割に応じたカリキュラムが用意されているため、組織全体の成長に繋がります。
②オンラインorリアル
受講方法は「オンライン」と「リアル」の両方から選択可能です。
③こんな企業におススメ!
- 「組織の戦略立案や人材マネジメント、財務知識を身に付けたい」
- 「階層による役割認識やリーダーシップの強化がしたい」
- 「各分野の専門講師による講義を受けたい」
詳細は、下記のマネジメント研修ページをご確認ください。
アガルート|マネジメント研修
8.株式会社シナプス
「管理職に求められるマネジメントとリーダーシップ」という二つの役割を強化することを目的とした研修プログラムです。
研修では、「個人の能力開発」「チームビルディング」「労務管理」「計数管理」「ビジョン構想」「ビジョン共有」の6つのテーマを通じて、包括的かつ実践的に学べるよう設計されています。
①研修の特徴
・相互作用を促進する多様なワークショップ
ワークショップ形式での学びが多く取り入れられており、受講者同士の交流が可能
・テーマ別の専門的プログラム
新任管理職向けやビジョン構築力強化など、特定の課題に応じた研修を受講できる
・階層別の研修プログラム
新任管理職や中堅管理職など、職位に応じた内容の研修
②オンラインorリアル
「オンライン」「リアル」のいずれも受講可能です。
③こんな企業におススメ!
- 「プレイヤーからマネージャーへの役割転換をしてほしい」
- 「実務経験豊富な講師に担当してもらいたい」
- 「ビジョンの共有や部下育成に課題がある」
詳細は、下記のマネジメント研修ページをご確認ください。
シナプス|マネジメント研修