集合天才
お世話になっております。
HRドクターを運営する株式会社ジェイックにて
取締役 兼 教育事業部長を務めます
東宮美樹と申します。
「集合天才」
という言葉をご存知でしょうか。
「集合天才」とは、
一人の天才の出現に頼らず
組織のメンバーの才能を集め、
組織として良い結果を出そう、
という考えです。
これは、「発明王」として知られる
トーマス・エジソンが設立した
研究所の考え方が元になっていると
言われています。
そもそもは、
価値のあるものを世に送り出すために
天才の出現を待つ必要はなく
一人一人が凡人であったとしても
それぞれが協力して各々の能力を
生かすことが出来れば良い
という考えが元になっています。
ですが、ただ集まるだけで
質の良い連携を生み出せるかというと
もちろん、そういうわけではありません。
それぞれの強みが生きる組織体制
それぞれの強みが生きる共通の目標
それぞれの強みが生きる関係性
などなど、
集合天才を生み出すためにも、
様々な条件が求められるのです。
そして、継続的にイノベーションを
生み出せる革新的な組織には、
こうした「集合天才」を
創造できるリーダーがいるそうです。
では、この「集合天才」を
想像できるリーダーとは、
どのようなリーダーでしょうか。
従来、リーダーには
・チーム目標の達成
・経営者の考えをメンバーに伝える
・メンバーの育成、定着
・チームの連携、数字のマネジメント
・リーダー自身の後進育成
・職場の雰囲気づくり
・新しいイノベーションの創出
・リーダー自身が持つ個人目標の達成
…etc
と、求められる資質・能力・役割は、
数多くあり、挙げだしたらキリがありません。
また、業界や会社によって、
あるいは事業部やチームによって、
リーダーに求められるものが
変わることもあるでしょう。
貴社では、リーダーに何を
求めていらっしゃるでしょうか。
「集合天才」を生み出すリーダーとしては、
「イノベーションが起こる舞台の設定役」
としての役割が求められるのだそうです。
これは
「ビジョンを示しそれに向けてメンバーを鼓舞する」
という、従来のリーダーとしての役割とは
また異なった役割です。
時代は日々変わり続けていますし、
それに合わせて、
リーダーという役割も変わり続けています。
その変化に対応できるよう、
組織としても、企業としても
取り組んでいくことが
求められているのかもしれません。
今週はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
来週もよろしくお願いいたします。