ロールモデルは、各社員が見つけて設定するものです。組織開発や人材開発の視点においては、社員が自分にあったロールモデルを見つけ、能力開発やキャリアプラン想定ができるようにサポートすることがポイントです。
具体的なサポートとしては、主に以下の3ステップになるでしょう。
- ロールモデルを設定・育成する
- 社員が自らのロールモデルを“見出す”ことをサポートする
- “ロールモデル”との交流、学ぶ機会をサポートする
それぞれ、解説していきます。
ステップ1.設定・育成
まず、組織として、社員のポジションや経験レベルに適したいくつかのロールモデルを設定・育成していく必要があります。現時点で社内にロールモデルがいない場合には、少し中長期的な視点でロールモデルを育成していく必要もあるでしょう。
ステップ2.社員が自らのロールモデルを“見出す”ことをサポートする
完璧なロールモデルを設定したとしても、社員に存在を知られなければ意味がありません。対象となる社員に知ってもらうため、社内への周知を意識して仕掛けましょう。
キャリアや評価上も、「ロールモデル」として発信することは難しいかもしれませんが、社内報や朝礼、表彰制度などのさまざまな機会を通じて、活躍している社員、ロールモデルとなる社員の存在にスポットライトを当てていきましょう。
その際は、ロールモデルを見つける側の社員の視点で、現状にいたるまでの成長プロセスや気にかけていること、現実的な課題や克服プロセス等を紹介することで、より社員の関心が集まりやすくなります。
振り返り研修やキャリア研修等で「ロールモデルの設定」「模倣して成長するプロセスの設計」へと落とし込んでいきます。
具体的な方法としては、ロールモデルとなる人物の事例も紹介ながら、そのなかで社員に「自分のロールモデルを設定する」「真似したい部分、身に付けたいスキルを書き出す」といったワークをおこなっていくと良いでしょう。自分のロールモデルを見出していくプロセスです。
ステップ3. “ロールモデル”との交流、学ぶ機会をサポートする
「ロールモデルとなる社員層」と「ロールモデルにしてほしい社員層」の交流機会等を開催し、学べる環境を作っていくのも重要です。
実際にロールモデルとなるまでに、どんなことを実施して成長してきたのか、いま何を大切にして働いているのか、どんな視座で仕事を見ているのか等をリアルにイメージしてもらうためには、実際にコミュニケーションを取ることが大切です。
座談会や懇親会、インタビューなどの機会、またメンターやブラザーシスター等の仕組みをうまく活用して、ロールモデルから学び、成長へと繋げられる場をサポートしましょう。