なぜ、新人の教育にコメントが効果的なのか?
新人のモチベーションを高めたり、スキルを向上させたり、相互の信頼を深めたりするためには、コメントによるフィードバックが効果的です。本章では、新人教育に「コメント」が効果を発揮する3つの理由をお伝えします。
理由① コメントが新人の成長意欲に繋がる
コメントが新人教育に効果的な理由の1つ目は、コメントが新人の成長意欲に繋がることです。人材育成の世界では職場で新人が育つためには3つの条件が必要と言われたりします。
<職場で新人が育つために必要な3つの条件>
- 成長することの魅力がきちんと伝えられている
- どんな能力が評価されるのかが明確になっている
- 周囲の期待が本人に伝わっている
3つについては、初期教育や採用活動の中で何度も伝えてきたという場合が多いでしょう。入社式や配属発表等のタイミングで経営層からも伝えていることでしょう。
しかし、新人に上記がきちんと「伝わる」ためには、繰り返し伝えることが大切です。だからこそ、新人と直接接する上司やOJT担当者、人事等がコメントを通じて、成長して得られること、必要となる能力、本人への期待等を繰り返し伝えることが効果的な教育に繋がります。
理由② 自分の見られ方を自覚する機会になる
ここ数年の新人が持つ特徴の一つとして「自分が周りからどう思われているのかを非常に気にする」ということがあります。SNS等を通じて、常に“承認”や“フィードバック”がある環境で育ってきたり、また“悪目立ちするとすぐに叩かれる”といった世界を見てきたりした中で育まれた特徴です。
「周囲からの見られ方」を気にするからこそ、昨今の新人は自分がどう見られているかを把握できなくなると不安になります。新人たちに安心して仕事をしてもらうためにも、きちんとコメントで承認や改善点など、現在位置を伝えることが重要です。
理由➂ コメントを伝えることで、新人との信頼関係が強まる
人間の信頼関係は、相手から受けるフィードバックの質と量で決まると言っても過言ではありません。フィードバックやコメントが交わされることがなければ、お互いの信頼関係は貧しくなってしまいます。頻繁にコメントや声掛け、フィードバックを与えることで、上司や先輩・OJT担当者と新人たちとの間に、強い信頼関係を作っていくことができます。
信頼関係が深まれば、業務や改善の指示もよりスムーズに伝達することができますし、新人も心理的安全性が保たれて自分の能力を発揮することができます。







