「1年以内に転職」が22%
Z世代の勤続意向が示す“異例の短さ”
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今回の調査で目を引く数字が、Z世代の勤続意向です。「現在の勤務先に留まるつもりの期間」について、日本のZ世代の22%が「後1年以内」と回答。他の世代と比較して大幅に短い期間となっています。この数字が意味するものは何でしょうか。Z世代のキャリアに対する価値観をひも解いていきます。
定着よりも「成長」
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西野氏は「Z世代は、定着よりも成長に重きを置いています。入った会社で定着するよりも、自分が成長できる環境に身を置きたいというのが、Z世代のマインドセット」と考察します。
「成長」へのこだわりは、Z世代の育ってきた時代背景と深く結びついています。彼らは物心ついた頃から、終身雇用の崩壊、リーマンショック、コロナ禍といった経済や雇用の不安定を目の当たりにしてきた世代です。その中で親世代が大きなダメージを被る姿も見てきました。
会社に長期間尽くしても必ずしも報われない現実を見てきた彼らにとって、会社への「忠誠」よりも自分自身のスキルや経験を蓄積することが合理的な選択です。
変化を恐れないデジタルネイティブ世代
西野氏は、Z世代の特徴として変化を恐れない点も挙げます。「彼らは変化を恐れず、環境が合わなければ次に行くという選択ができる世代だろうと思います」
変化を恐れない姿勢は、デジタルネイティブとして育ってきたZ世代ならではの特性でもあります。仕事に関していえば、転職市場の動向や他社の待遇についてWebやSNSで情報収集し、「現在の職場に留まる」ことと「転職すること」の損得を常に比較検討しています。そして、今の職場で成長が見込めないと判断すれば、躊躇なく次のステップへ進む決断をします。
企業にとって、「1年以内に転職」が22%を占めるという数字が突きつける課題は明確です。優秀な人材を確保し続けるためには、「働きやすい環境」を提供するだけでは不十分で、従業員が「ここにいれば成長できる」と実感できる具体的な機会を、継続的に提供し続ける必要があることを示します。






