当事者意識【ザ・現場ギャップvol.60】

2019/08/07

当事者意識

お世話になっております。

HRドクターを運営する株式会社ジェイックにて

取締役 兼 教育事業部長を務めます

東宮美樹と申します。

 

 

 

 

先週土曜日、弊社では全国から全社員が集まって

半期に一回のキックオフが行われました。

 

そこでは、各事業部から新しい施策や商品、構想など

様々な発表がなされました。

 

その中で、今回は初めての取り組みを行いました。

 

これまでの全社会議では毎回

各事業部長から、前期の振り返りや

これからの方針などを発表する

という形で行っていましたが

 

今回のキックオフでは

事前に社員から「聴きたいこと」を

アンケートを取って集め

その集めた質問を、司会である常務から

事業部長へ質問として投げかける

というスタイルで行いました。

 

このようなスタイルにすることで

社員が知りたいことに答えることが出来たり

会議に対して興味関心を持って

積極的に参加するようになったり

といった効果があります。

 

いわゆる、当事者意識を持たせる

という効果ですね。

 

 

人事の方であれば

このような「当事者意識を持たせる」取り組みは

色々と工夫されていらっしゃるのではないでしょうか。

 

研修を実施する際を例に挙げると

社員が積極的に受講しなくて困っている

というお悩みは本当によくお聞きします。

 

 

そのお悩みに対して

参考にできる、ある実験があります。

 

 

ハーバード大学の社会心理学者である

エレン・ランガーが行なった

宝くじを使った有名な実験です。

 

エレン・ランガーは

実験参加者を2つのグループに分け

片方のグループには

ランダムな宝くじの抽選番号を与えました。

 

もう片方のグループには

自分の好きな番号を

カードに書き込むように指示をしました。

 

つまり、前者は宝くじの「番号を与えられた人」

後者は「自分で番号を書いた人」です。

 

 

そしてランガーは抽選をする前に

参加者に

「あなたの宝くじを買い戻したい。

いくらなら譲ってもらえますか?」

と伝えたのです。

 

普通に考えれば、どちらのグループも

買い戻し価格に差は出ないはずです。

 

しかし、自分で番号を買いた人たちの方が

その宝くじに高い値段をつけたそうです。

 

 

それには

 

「自分で選んだ番号は

当たる確率が高い気がするので

手放したくない」

 

という心理が働いていた、というわけです。

 

 

この作用は心理学で

「コントロールの錯覚」と呼ばれており

 

人は自分で物事を選択した場合には

そうでない場合よりも強い期待を持ち

更に、コミットメントする傾向がある

というのです。

 

 

もちろん、自ら選択をさせたからと言って

全てが上手くいくとは限りませんが

このような法則を利用して

社員の当事者意識を高める仕掛けを

いかに用意しておけるか、というのも

人事として大事な仕事かもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

今週はここまでとさせていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

来週もよろしくお願いいたします。

著者情報

株式会社ジェイック 取締役

東宮 美樹

1974年生まれ 鹿児島県種子島出身。1997年筑波大学第一学群社会学類を卒業。新卒でハウス食品株式会社に入社。営業職として勤務した後、HR企業に転職。約3,000人の求職者のカウンセリングを体験。2006年にジェイック入社「研修講師」としてのキャリアをスタート。コーチング研修や「7つの習慣®」研修をはじめ、新人・若手研修から管理職のトレーニングまで幅広い研修に登壇。2014年には前例のない「リピート率100%」を達成。2015年に社員教育事業の事業責任者に就任。 認定産業カウンセラー​ /生涯学習開発財団認定コーチ/7つの習慣®インストラクター​/原田メソッドパートナー​/ドリームマネージメント認定ファシリテーター/ Gallup認定ストレングスコーチ​

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