モンキートラップ【ザ・現場ギャップvol.57】

2019/07/24

モンキートラップ

お世話になっております。

HRドクターを運営する株式会社ジェイックにて

取締役 兼 教育事業部長を務めます

東宮美樹と申します。

 

 

 

 

ある日、一匹のサルが道を歩いていたら

道端に箱が落ちているのを見つけました。

 

ですが、その箱はとても重く

持ち運ぶことはおろか、動かそうとしても

ピクリともしません。

 

その代わり、その箱をよく観察してみると

穴が開いていて、その中に大好物である

クルミが入っていました。

 

サルは

「このクルミを、なんとしてでも手に入れたい!」

と考え、箱の穴に手が通るかどうか

試してみました。

 

すると、その穴はちょうど

サルの手と同じ大きさになっており

穴の中へと、スルッと手が入りました。

そして、クルミを掴むことが出来ました。

 

「やった!」と思ったサルは

その手を引き抜こうとしますが

クルミを掴んだ分、手が広がってしまい

穴から引き抜くことができません。

 

何度も何度も試してみましたが

どうにも抜くことができません。

 

そうこうしていると

前の方から人間が近づいてきました。

 

「捕まってしまう!」

と危険を感じましたが、クルミを持った手は

穴から引き抜くことができません。

 

クルミを手放せば良いだけなのに

人間が近づいてくるほど

サルはますますパニックになっていきます。

 

パニックになったサルは

穴から勢いよく手を引き抜こうとしますが

ガンッガンッとぶつけて手を痛めるだけで

一向に抜けません。

 

結局サルは、最後まで

その場から離れることができず

人間に捕まってしまいました――。

 

 

 

 

上記のお話は

「モンキートラップ」

という海外に伝わるお話です。

 

このお話を読むと

「クルミを手放せば良いのに…」

と思いますよね。

 

ですがもちろん、クルミを手放さないのには

それなりの理由があります。

 

この例で言うと

「目の前にある大好物のクルミを

どうしても手放したくない!」

という思いです。

 

 

 

それでは、これをビジネスの場に置き換えると

どのように置き換えられるでしょうか。

 

 

このお話では

目に見える形で危機が迫っていて

何をすれば良いかも明確です。

 

ですが、ビジネスの場ではそんなに

分かりやすくはありません。

 

“クルミ” は、目に見えるものとは限りませんし

危機も目に見えて迫ってくるとも限りません。

 

 

例えば

「以前に自分が成功したやり方」が

“クルミ” だとしたら

「徐々に変わっていく時代に置いていかれる」

ということが、危機として挙げられるかもしれません。

 

あるいは

「目の前の数字」が

“クルミ” だとしたら

「中長期的なメンバー育成の風土」が

危機として挙げられるかもしれません。

 

 

多くの場合、危機というのは

目に見えない形で音も立てず

じわじわと迫ってきます。

 

 

 

あなたにとっての

“クルミ” とは何でしょうか。

 

 

本当に手に入れなければいけないものは

何でしょうか。

 

 

 

今週はここまでとさせていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

来週もよろしくお願いいたします。

 

 

 

著者情報

株式会社ジェイック 取締役

東宮 美樹

1974年生まれ 鹿児島県種子島出身。1997年筑波大学第一学群社会学類を卒業。新卒でハウス食品株式会社に入社。営業職として勤務した後、HR企業に転職。約3,000人の求職者のカウンセリングを体験。2006年にジェイック入社「研修講師」としてのキャリアをスタート。コーチング研修や「7つの習慣®」研修をはじめ、新人・若手研修から管理職のトレーニングまで幅広い研修に登壇。2014年には前例のない「リピート率100%」を達成。2015年に社員教育事業の事業責任者に就任。 認定産業カウンセラー​ /生涯学習開発財団認定コーチ/7つの習慣®インストラクター​/原田メソッドパートナー​/ドリームマネージメント認定ファシリテーター/ Gallup認定ストレングスコーチ​

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