地方採用の現状
まずは、地方採用の対象となる“地方という市場”がどういう現状があるかを簡単に紹介します。
労働人口の減少
経済産業省は、「地方における人口・労働力の変化」という資料のなかで、地方の労働人口に関して、以下2つの現状と未来予測の報告を行なっています。
- 1.地方中小都市や中山間地域等では、今後全国に先駆けて急激な人口減少の進展が予想される
- 2.また、人口構成の高齢化も著しく、人口減少を上回る勢いで労働力人口の減少が進むと考えられる
大都市への人口流出
少し古いデータになりますが、総務省の「平成27年度版情報通信白書」には、「地方から東京圏への人口流出の状況は、各地域での就業者数の増減状況と表裏一体」といったことが書かれています。
いわゆる多くの若者が地方から東京圏への流出をする背景には、経済環境や雇用環境の悪化によって、地方に魅力的な就業機会が不足していることが要因としてあげられます。
なお、総務省の情報通信白書で示された2003年→2013年という過去10年間の就業者数の増減において、就業者数が増加したのは東京圏と近畿圏だけになっています。
出典:平成27年度版情報通信白書第1節地域の企業とICT(2)人口流出の背景(総務省)
有効求人倍率の上昇
有効求人倍率とは、ハローワークの有効求人数を有効求職者数で割った数字です。有効求人倍率の地域ごとの動向は、数年おきに厚生労働省や内閣府などが分析・公表しています。
内閣府が公表した「地域の経済2022」によると、各地域の有効求人倍率はコロナショックの影響を受けた2020年の底と比べて持ち直してはいます。
ただ、以下3エリアには“有効求人倍率の水準は高いものの、上昇幅は低い”という分析結果が出ています。
- 東北:1.50
- 四国:1.50
- 九州:1.34
なお、有効求人倍率は、1を上回れば“求職者よりも求人企業数が多い、1を下回れば”求人企業よりも求職者数のほうが多い“という意味になります。







