3年以内に新卒者の31.2%が辞めてしまうワケとは【人を残すvol.163】

お世話になっております。
ジェイック常務取締役の近藤です。
 
「新卒者を採用したけれど、すぐに辞めてしまう」
そんな悩みを抱えていませんか?
 
新卒者の離職率は、3年以内で3割を超えています(令和2年度 厚生労働省調べ)。
一人を採用するにも、募集コストや教育コストがかかります。
人事部の人間としては、採用した人材には長く勤めてほしいものです。
それに、自分が選んだ人間がすぐに辞めてしまうのは、心情的に悲しいですよね。
 
なぜ、若者はすぐに辞めてしまうのか?
以前は、待遇や労働環境、人間関係が退職の主な原因でした。
しかし、昨今の若者は少し趣が異なるようです。
待遇や労働環境、人間関係に問題がなくても辞めてしまうのです。
「ゆるい職場」現象と言われています。
 
厳しくても、ゆるくても辞めてしまう若者。
もうどうしたらいいのか分からなくなってしまいますね。
 
若い世代は、上の世代と比べて
 
・ネットやSNSに触れて育ってきた
・日本は経済成長しないと悟っている
・教育や職場で怒られる機会が少ない
 
このように、背景が異なります。
 
今までの世代とは生活環境や認識が違うわけですから、
身の振り方や価値観が異なるのは当然です。
 
若い世代の価値観を理解していなければ、
間違ったマネジメントをしてしまいかねません。
そうなれば、離職率も高まります。
 
■ 世代を越えて使える、普遍的なリーダーシップ
 
当然ですが、今の若者に限らず、年代によって価値観は異なります。
年代に応じたマネジメントができればいいのですが、現実的ではありません。
 
“年代に関係なく通用する”といった都合のよいマネジメントがあれば、
どんなにいいでしょう。
 
実は、それがあるのです。
デール・カーネギーの著書『人を動かす』に記されている原則がそうです。
 
『人を動かす』は、1937年に発売。
世界で1,500万部、日本では500万部も刷られ、
今もなお売れ続けているリーダーシップ本です。
 
80年間売れ続けているのは、
世代や文化を越えても変わらない、普遍的な真理が説かれているからです。
若者といえども例外ではありません。
 
弊社では、カーネギーの著書『人を動かす』を基にした
リーダーシップ研修をご提供しています。
 
特に、新卒者と接する機会の多い方に、
ぜひご参加いただきたいと思います。
一生もののリーダーシップが身に付きます。
 
https://www.hr-doctor.com/dalecarnegie/plan01/
 
今回の執筆者:「近藤浩充」
(株式会社ジェイック 常務取締役)

3年以内に新卒者の31.2%が辞めてしまうワケとは

著者情報

近藤 浩充

株式会社ジェイック|取締役 兼 常務執行役員

近藤 浩充

大学卒業後、情報システム系の会社を経て入社。
IT戦略事業、全社経営戦略、教育事業、採用・就職支援事業の責任者を経て現職。企業の採用・育成課題を知る立場から、当社の企業向け教育研修を監修するほか、一般企業、金融機関、経営者クラブなどで、若手から管理職層までの社員育成の手法やキャリア形成等についての講演を行っている。
昨今では管理職のリーダーシップやコミュニケーションスキルをテーマに、雑誌『プレジデント』(2023年)、J-CASTニュース(2024年)、ほか人事メディアからの取材も多数実績あり。

著書、登壇セミナー

・社長の右腕 ~上場企業 現役ナンバー2の告白~
・今だからできる!若手採用と組織活性化のヒント
・withコロナ時代における新しい採用力・定着率向上の秘訣
・オンライン研修の「今と未来」、社員育成への上手な取り入れ方
・社長が知っておくべき、業績達成する目標管理と人事評価
・社長の右腕 ~ナンバー2の上司マネジメント / 部下マネジメント~
・オーナー経営者が知っておきたい!業績があがる人事評価制度と組織づくりのポイント
・社長の右腕 10の職掌 など

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