自責思考とは?他責思考との関係
まずは、自責思考の具体的な中身や他責思考との関係を解説します。
自責思考とは?
自責思考とは、問題やトラブルが発生した際に「自分に原因がある」と考える姿勢を指します。人生を成功させるためには自責思考を持つことが重要です。
ただし「自責」思考は誤って理解されている側面もあります。
「自責」や「他責」といった言葉は責任の所在を示すものだと解釈されてしまいがちで、自責は積極的に「上手くいかなかった責任を自分がとる」ことだと思われがちです。
上記も間違いではありません。「責」という漢字は、元々「義務を果たせなかった(納税できなかったり借金を返せなかったりした)人を棘のついた枝で攻撃する」という成り立ちになっています。
つまり、漢字の「責」は「悪いのは私です。罰してください」という意味なわけです。しかし、この思考で「自責」していてはメンタル的に病んでしまいやすくなります。
これに対し、英語で「責任」を意味する「responsibility」という単語は、response(反応する)とability(能力)から成っており、「物事に対して反応する力」を意味しています。つまり、英語の「責任」とは「結果に影響を与えられる」(だから結果に責任がある)というある種の自己効力感からくるものです。
ビジネスの成果につながる自責思考は、英語の思考パターンを意識することが大切です。ぜひ以下のような自責思考を意識してください
「責任を感じる」ことが重要なのではなく、「自分には結果に影響を与えられる力がある」ことを認識して、未来に生かしていきましょう。
他責思考とは?
他責思考は、自責思考の逆で、問題やトラブルが発生した際に自分以外に原因があると考える考え方です。
他責思考を持っていると、自分よりも相手に問題があると考えやすくなります。
たとえば、取引を打ち切られてしまうというケースに遭遇すると、「予算の都合だからしょうがない」「製品の良さをちゃんと理解してくれなかったからだ」と、相手側に何か問題があったからだと受け取るようになり、自分の側には、あまり意識がいかなくなります。
また、相手以外に環境のせいにするのも他責思考です。たとえば「売れないのは不景気だから」「コンペに負けたのはうちの商品/サービスが悪いからだ」といった考えです。
自責思考と他責思考の関係
自責思考と他責思考は、結果に対する原因をどこに帰属させるかという点が違います。
ビジネスで成長し成果をあげるためには、自責思考を持つことが大切です。ただ、前述の通り、自責思考は自分を責めるものではありません。「自分はこういうことが出来たかもしれない」という前向き・未来志向な思考です。
責任の所在も「自分に100%の責任がある」ということではなく、「自分が影響できたかもしれない、であれば責任の一部は自分にある」というのが適切な自責思考です。
逆に言えば、「自分の責任」という自責思考が考えすぎる人は、意図的に他責思考を持つことも大切です。
たとえば、トップセールスパーソンの多くは他責思考で「このサービスの価値を理解できなかった顧客が悪い」「不運だった」と考えることで気持ちを切り替えて、どんどん次に向かう、とも言われます。その意味では、自責思考を基本としたうえで他責思考を適切に使うことが大切だと言えるでしょう。










