デール・カーネギーの生い立ちと功績
最初にデール・カーネギーとは何者か、またデール・カーネギーの生い立ちと功績を紹介します。
デール・カーネギーとは?
デール・カーネギーは、リーダーシップ、コミュニケーションやスピーチ・プレゼンテーション、ストレス対応などの権威として世界中で名を知られる人物です。後述しますが、代表作である『人を動かす』『道は開ける』などの著書も非常に有名です。
カーネギーは、周囲と良好な人間関係を築き、コミュニケーションで影響力を発揮するためのスキルやマインドセットを研究し、独自のカリキュラムを開発しました。もともとはYMCAの話し方講座として始まったカーネギーのクラスは大評判となります。
その後、彼はYMCAから独立し、自分の研究所を設立します。デール・カーネギーの研究所は、カーネギーの死後もコミュニケーションやリーダーシップ、プレゼンテーションなどのトレーニングに関する権威として、現在でも世界中でサービスを提供しています。
前述の通り、カーネギーは多くの著書も残しています。その中でも『人を動かす』『道は開ける』『カーネギー話し方入門』は、カーネギーの代表作として挙げられます。
これらの書籍には、人間関係やコミュニケーション、人前での話し方に関する普遍的な原則について、具体的かつ実践的なメソッドが記されており、その内容は時代が変わっても色あせず、今でも多くの人々から支持されています。なかでも『人を動かす』は発売から80年以上が経過していますが、いまでもamazonのビジネス書ランキングなどに上位にランクインする通り、時代を超えて通用する普遍的な内容となっています。
なお、“カーネギー”の名前で有名な人物として、鉄鋼業で大成功を収めた実業家、アンドリュー・カーネギーがいますが、デール・カーネギーとはまったくの別人物です。
デール・カーネギーの生い立ち
カーネギーが生まれたのは、1888年、アメリカのミズーリ州の農家でした。実家は、“家に現金のある日はほとんどなかった”といった経済状況で、カーネギーは朝早く起きて牛の乳絞りをするなどの手伝いをする毎日だったそうです。
やがて、カーネギーは学校に通うようになると、演説や弁論術に興味を持ち始めます。青年時代や大学時代には、地元の弁論大会や討論会に参加して、優勝することも何度かありました。
カーネギーは大学を卒業したのち、食肉や日用品など様々な商品を売り歩く販売員として働き始めます。彼は、この仕事でトップセールスを記録するなど目覚ましい成果を上げました。しかし、カーネギーの本当の夢は、販売員ではなく、俳優になることでした。
カーネギーは、俳優の仕事を目指してニューヨークに移り住みますが、なかなか成功することはできませんでした。そんな中で、カーネギーはYMCAが主催していた夜間学校における「話し方教室」の講師という仕事にめぐり合います。
講義の中でカーネギーは、自分の経験や研究をもとに、話し方や人間関係についての実践的なノウハウを伝えるようになりました。受講生たちに自分の体験や考えをスピーチさせながら自信を持たせていく…といったカーネギーの講座は瞬く間に人気を博し、多くの受講生や企業から依頼が殺到するようになります。
カーネギーはYMCAから独立後、自分の名前を冠したデール・カーネギー研究所を設立し、企業研修や人材育成などを行う施設として発展させました。研究所は、カーネギーが亡くなる1955年までに、アメリカ国内で750箇所、世界15か国までに拡がることになります。
デール・カーネギーの功績
前述のように、デール・カーネギーは、生涯に渡って人々に話し方や対人関係のスキルを教え続けることをライフワークとしてきました。彼は自分自身や他人の実体験をもとに、人を動かす方法や悩みを解決するノウハウをまとめ、研修プログラムや著書を通じて、人々に伝えていきました。
カーネギーの代表作である書籍『人を動かす』は世界中で1500万部以上売れていますし、1948年に出版された『道は開ける』は、カーネギーのもう一つの代表作として有名です。
また、カーネギーが築いたデール・カーネギー・トレーニングも世界各国で展開されています。トレーニングでは「コミュニケーションスキル」「リーダーシップスキル」「プレゼンテーション」などについて実践的なトレーニングを提供しています。
トレーニングコースは100年以上の歴史があり、900万人以上の修了者を送り出しています。修了者の中には、米国大統領や伝説的投資家のウォーレン・バフェット氏なども含まれており、バフェット氏は「デール・カーネギー・コースが自分の人生を変えた」とテレビでも語っています。
HRドクターを運営する株式会社ジェイックも、デール・カーネギー・アソシエーションと契約して、日本で公式にデール・カーネギー・トレーニングを提供しています。
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