メンター制度とは?
本章ではメンター制度とは何か、さらにメンター制度の目的やメリット・デメリット(注意点)を紹介します。
メンター制度とは何か?
メンター制度とは、所属する上司とは別に、年齢や社歴が近い先輩社員が新人や若手社員をサポートする制度です。
「上司とは別」にサポート役がいることがポイントで、年齢や世代のギャップから起こる認識や意識の差、評価者である上司には相談しにくい悩み等を、「斜め」の関係等でサポートするのが特徴です。ブラザー・シスター制度やエルダー制度と言われるものもメンター制度の類型です。
メンター制度の目的
メンター制度の大きな目的は、定着促進と退職防止です。今の時代、新人は「転職するのが当たり前」という感覚があり、愛社精神とは別のところで「入社時点から転職も視野に入れて働いている」とも言われます。
その中で、組織に馴染むための支援をしたり、気軽に相談できたり話を聞いてくたりするメンターを付けることで、組織に早く馴染ませるとともに、メンタル面のフォローを行う、またモチベーション低下等の予兆を掴むのがメンター制度の目的です。
メンター制度のメリット・デメリット(注意点)
メリットは当然、退職防止に資することです。副次的には、メンターのマネジメント能力やコミュニケーション能力を向上させる効果もあります。また、違う部署の社員同士で組ませることで、部署を超えた交流やコミュニケーションが生まれることもメンター制度のメリットです。
一方、デメリット(注意点)もあります。
まず一番に思い浮かぶのが、メンターの負荷です。比較的新人に近い年齢の方をメンターにすることが多いですが、入社3~4年目ぐらいの若手は、ようやく一人前となり、多くの仕事を持ち始めるタイミングでもあります。
メンター業務は、現実的にそこまで大きな工数が取られるわけではありませんが、メンターとなった若手がメンター業務に時間を割きすぎてしまう場合もあります。メンターには何をすればいいか、どの程度の時間と意識を割くのか、ガイドラインを提示したほうが良いでしょう。
また、上司-部下ほどきっちりとした関係ではないからこそ、メンター制度はメンターによってサポートに個人差が出やすいところもあります。
サポートの個人差は、「○○さんのメンターはいろいろとサポートしてくれるけど、自分のメンターは全然気にかけてくれない」といった不満にも繋がります。上記の工数部分と同じように、全メンターに共通して実施して欲しい最低限のコミュニケーション頻度やケアは提示することがおススメです。






