新人がコミュニケーション力を高める必要性
HRドクターを運営する株式会社ジェイックは、新人・若手に強い研修会社です。本章では最近の新人の「コミュニケーション力の実態」と新人のコミュニケーション力を高める必要性を紹介します。
新人は本当にコミュニケーションが苦手なのか?
最近の新人は“コミュニケーションが苦手だ”とよく言われます。しかし、これは今に限ったことではなく、そう言っているベテラン社員の方たちも新人の頃はそう言われていました。
時代に関係なく新人が「コミュニケーションが苦手」と言われるのは、仕事上必要なコミュニケーションとは何かがわかっていない点が大きな要因です。ビジネスコミュニケーションに慣れているベテランからすると、要領が分かっていない新人のコミュニケーションを「下手」「苦手」と思ってしまうことも無理はありません。
一方で、冒頭でデジタルネイティブ世代の特徴を解説した通り、最近の新人はリアルなコミュニケーションが苦手となっている人が増えていることも事実です。
スマホやインターネットがなかった時代は、分からないことがあれば、分かる人に聞かなくてはならず、その時にコミュニケーションの取り方を学んだものです。また、例えば、友達に連絡するにも「実家」に電話してオトナ(友人の親)と話すことで、“かしこまって話す”ことへの免疫が作られてきました。
しかし、最近は、分からないことがあればまず検索して調べます。SNSでの会話は短文が中心、スタンプ等を交えてとてもフラットな関係性で展開されます。また、スマホのLINE通話等を活用することで、電話等も誰かを介することなく相手に直接繋がります。
上記の状況を踏まえて、新人のコミュニケーション力全体が落ちているわけではないですが、「リアル×関係性が薄かったり目上だったりする相手とのコミュニケーション」は以前よりも苦手になっている状況があります。上記を踏まえて、以下では、新人の「リアル×関係性が薄かったり目上だったりする相手とのコミュニケーション力」を高める必要性について確認しておきます。
新人がコミュニケーション力を高める必要性① 周囲の人と人間関係を作るため
新人がコミュニケーション力を高める必要性の1つ目は「周囲の人と人間関係を作るため」です。仕事の大半は、単独で成し遂げるものではなく、誰かと協力したり、周囲とコミュニケーションを取ったりしながら進むものです。そう考えると、周囲の人と人間関係を作ることは、仕事をする上で不可欠です。
とくに経験の浅い新人の場合、周囲に協力してもらったり指導してもらったりする必要があります。上司や先輩と多くの関わりがある方が、可愛がられることも多く、色々なことを教えてもらったり、フォローしてもらったりもしやすくなるでしょう。新人が周囲の人と人間関係を作ることは、絶対にしなくてはならないことであり、それなしに一人前の社会人になることは難しいといえます。
新人がコミュニケーション力を高める必要性② 仕事をはやく覚えるため
必要性が高い2つ目の理由は「仕事をはやく覚えるため」です。コミュニケーション力が高まっていると、自分が困っていることをピンポイントで上司や先輩に質問することができるので、仕事をはやく覚えることができます。
新人の仕事を覚えるスピードがはやいと、教える側の上司や先輩も楽しくなり、より積極的に教えようとします。このような“分からないことは自分から質問して教わることが出来る” “質問しないことも上司や先輩が教えてくれる”状態になると、新人の成長はどんどん加速していきます。
新人がコミュニケーション力を高める必要性③ 報連相を的確におこなうため
新人にとってコミュニケーション力を高めることが必要な3つ目の理由は「報連相を的確におこなうため」です。
ビジネスコミュニケーション、とくに社内でのコミュニケーションは殆どが「報連相」です。報連相が的確にできる新人は、「何かあっても必ず報連相してきてくれるから、いつでもフォローすることができる」と思われ、仕事を任せてもらいやすくなります。
一方で報連相ができないと、ミスしても大きな問題がない、誰でもできるような仕事や上司によるサポートが必要ない仕事しか回ってきません。こうした仕事は、やっていても面白みを感じにくいですし、成長にもつながりにくいものです。
また、報連相が的確にできるようになると、上司や先輩のサポートを得やすくなり、ミスを回避したり、的確な行動を取ったりすることが出来るようになります。結果的に目標達成にも近づきますし、仕事も面白く感じられるでしょう。






