北風と太陽
お世話になっております。
HRドクターを運営する株式会社ジェイックにて
取締役 教育事業部長を務めます
東宮美樹と申します。
「北風と太陽」という、有名な寓話があります。
このようなお話しです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あるところに、北風と太陽が
彼らの力について言い争っていました。
ですが、いくら議論ばかりしていても
決着がつかないので
「今こちらに向かって歩いてきている旅人が着ている
コートを脱がせたほうが勝ちということにしよう!」
という話になりました。
はじめに、北風がありったけの力で
旅人をビューッと吹きつけました。
しかし、旅人は震えあがって
コートをしっかり両手で押さえるばかりでした。
次に、今度は太陽が
旅人をポカポカと照らしはじめました。
すると、旅人は暑さに耐えられず
自らコートを脱いでしまいました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このお話の教訓としては
“力づくで人を動かそうとするのは良くない”
といった教訓が、よく添えられがちです。
ですが、このお話には
北風が勝利するお話も存在していることを
ご存じでしょうか。
それは、以下のような内容です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
北風と太陽は、旅人の帽子を取ったほうが勝ちだ
ということで、勝負を始めました。
はじめに、太陽が旅人を照りつけると
旅人は日差しを避けようと、より一層帽子を深く被り
けっして脱ごうとはしませんでした。
次に、北風が思いっきり強く
突風をビューと吹きました。
すると、旅人の帽子は
たちまち簡単に吹き飛んでしまいました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
それでは、こちらのお話では
どのような教訓が得られるでしょう。
思うに、物事の環境や状況、相手の態度などによって
臨機応変に適した対応を取ること大事だ
ということが言えるのではないでしょうか。
例えば「新人」と一括りにしてしまうのではなく
一人一人の顔を見て接したり。
例えば「あの人は…」と一概に見てしまうのではなく
“今この状況においては”どう考えているのか
と、その人の背景を見て接したり。
しっかりと向き合って
適切な接し方を取る必要があるのだと
改めて感じさせられました。
今週はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
来週もよろしくお願いいたします。