北風と太陽【ザ・現場ギャップvol.104】

更新:2023/07/10

作成:2020/06/17

東宮 美樹

東宮 美樹

株式会社ジェイック 取締役

北風と太陽

お世話になっております。
HRドクターを運営する株式会社ジェイックにて
取締役 教育事業部長を務めます
東宮美樹と申します。

 

「北風と太陽」という、有名な寓話があります。

このようなお話しです。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

あるところに、北風と太陽が

彼らの力について言い争っていました。

 

ですが、いくら議論ばかりしていても

決着がつかないので

 

「今こちらに向かって歩いてきている旅人が着ている

コートを脱がせたほうが勝ちということにしよう!」

 

という話になりました。

 

 

はじめに、北風がありったけの力で

旅人をビューッと吹きつけました。

 

しかし、旅人は震えあがって

コートをしっかり両手で押さえるばかりでした。

 

次に、今度は太陽が

旅人をポカポカと照らしはじめました。

 

すると、旅人は暑さに耐えられず

自らコートを脱いでしまいました。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

このお話の教訓としては

“力づくで人を動かそうとするのは良くない”

といった教訓が、よく添えられがちです。

 

ですが、このお話には

北風が勝利するお話も存在していることを

ご存じでしょうか。

 

それは、以下のような内容です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

北風と太陽は、旅人の帽子を取ったほうが勝ちだ

ということで、勝負を始めました。

 

はじめに、太陽が旅人を照りつけると

旅人は日差しを避けようと、より一層帽子を深く被り

けっして脱ごうとはしませんでした。

 

次に、北風が思いっきり強く

突風をビューと吹きました。

 

すると、旅人の帽子は

たちまち簡単に吹き飛んでしまいました。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

それでは、こちらのお話では

どのような教訓が得られるでしょう。

 

思うに、物事の環境や状況、相手の態度などによって

臨機応変に適した対応を取ること大事だ

ということが言えるのではないでしょうか。

 

例えば「新人」と一括りにしてしまうのではなく

一人一人の顔を見て接したり。

 

例えば「あの人は…」と一概に見てしまうのではなく

“今この状況においては”どう考えているのか

と、その人の背景を見て接したり。

 

しっかりと向き合って

適切な接し方を取る必要があるのだと

改めて感じさせられました。

 

 

 

今週はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
来週もよろしくお願いいたします。

著者情報

東宮 美樹

株式会社ジェイック 取締役

東宮 美樹

筑波大学第一学群社会学類を卒業後、ハウス食品株式会社に入社。営業職として勤務した後、HR企業に転職。約3,000人の求職者のカウンセリングを体験。2006年にジェイック入社「研修講師」としてのキャリアをスタート。コーチング研修や「7つの習慣®」研修をはじめ、新人・若手研修から管理職のトレーニングまで幅広い研修に登壇。2014年には前例のない「リピート率100%」を達成。2015年に社員教育事業の事業責任者に就任。

著書、登壇セミナー

・新入社員の特徴と育成ポイント
・ニューノーマルで迎える21卒に備える! 明暗分かれた20卒育成の成功/失敗談~
・コロナ禍で就職を決めた21卒の受け入れ&育成ポイント
・ゆとり世代の特徴と育成ポイント
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