
中小企業が採用難を乗り切り、自社に合う優秀な人材を獲得するには、以下5つの対策に関して出来るところから取り組んでいくことがおすすめです。
採用のブルーオーシャンを狙う
たとえば、以下のような目的で若手を求める場合、多くの企業は新卒学生を採用しようとします。
- 組織の若返りを図りたい
- 組織拡大に向けて若手を採用したい
- 職場を活性化したい
一方で、日本の新卒採用は一括採用といわれるとおり、ほとんどの学生が一斉に動き出します。だからこそ、総合型の就職媒体に、ほぼすべての学生が登録するような状況になります。
そうした場所に中小企業が求人広告を出した場合、前述のとおり、大手企業と同じフィールドで戦いを挑むことになります。
中小企業が若手採用の確実性を高めるなら、大手と同じフィールドではなく、既卒、中退者、地方学生、秋採用、第二新卒など採用の競合度が低い場所(ブルーオーシャン)で戦うことも選択肢の一つです。
確実に求職者と会える手段を増やす
先述のように、総合型の媒体に求人広告を出して待っていても、中小企業の場合は認知・応募されづらく、大手のように自社説明会へのエントリーがたくさん集まるとは限りません。
したがって中小企業の採用活動は、広告を出して待つ形ではなく、確実に求職者と会える市場やサービスを積極的に利用するのがおすすめです。
たとえば、HRドクターを運営する株式会社ジェイックが開催する集団面接会「就職カレッジ」や「新卒カレッジ」では、企業研究と研修を終えた学生と総当りで面接を行なえます。
類似したマッチングイベントなどは他にもありますし、人材紹介会社の窓口を広げるなどもやり方の一つです。
能動的にアプローチできるダイレクトリクルーティングを活用する
ダイレクトリクルーティングとは、ダイレクトリクルーティング会社が提供する匿名データベースを検索して、自社で採用したい求職者にメッセージを送れる「攻めの採用手法」です。
ダイレクトリクルーティングは、求人広告とは異なり、送信メッセージを工夫すれば、採用ターゲットとなる人に長文のメッセージを読んでもらい、自社の魅力を伝えられるメリットがあります。
したがって、ダイレクトリクルーティングは、以下のような悩みを抱える中小企業におすすめの手法となるでしょう。
- 求人媒体に広告を出しても、埋もれてしまってエントリーが来ない
- 自社が求める優秀な人材からの応募が来ない
ただし、ダイレクトリクルーティングのサービスでは、企業担当者がデータベースを検索して、スカウトメッセージを作成する手間や工数がかかるため、注意が必要です。
HRドクターを運営する株式会社ジェイックでは、求人やスカウト文面の作成・配信なども代行可能な新卒ダイレクトリクルーティング「FutureFinder」を提供しています。
スカウトメッセージを作る工数を確保できない場合は、こうした代行付きのダイレクトリクルーティングなどを検討してもよいでしょう。
自社の魅力を洗い出す
中小企業が自社の魅力を洗い出すうえで大切なのは、以下のように大企業と差別化できるポイントを見つけることです。
- 意思決定がスピーディー
- 20代から幅広い仕事を経験できる
- 若いうちから昇格のチャンスがある
- 経営陣と近い距離で働ける
- いい意味で家族的な温かさがある など
なお、経済産業省の近畿経済産業局では、中小企業の魅力発信に関する調査結果を公開しています。
競合と差別化できる魅力が見つからない場合は、以下のような資料も参考にするとよいでしょう。
参考:学生に響く中小企業の魅力発信(近畿経済産業局 地域経済課)
SNSや採用サイトで定性的な魅力を打ち出す
たとえば、大企業の場合、以下のような定量的な情報を用いて、学生などでもわかりやすい魅力を容易くアピールできます。
- 2022年の売上が業界No.1
- グループ連結の従業員数7万人
- 管理職の半数が年収1,000万円以上
一方で中小企業ならではの魅力は、以下のように定性的なものが多くなります。そのため、求職者のほうでは、具体的な魅力をイメージしづらい傾向が高いでしょう。
- 意思決定がスピーディー
- 20代から幅広い仕事を経験できる
- 経営陣と近い距離で働ける など
こうした定性的な魅力の発信には、SNSや自社の採用サイトなどを活用するのがおすすめです。
たとえば、スカウトメッセージ内で自社のSNSやYouTube動画などを紹介すれば、言葉だけでは伝えにくい定性的な魅力も、求職者にイメージしてもらいやすくなるでしょう。