25卒採用の進捗状況「計画よりうまく進んでいない」が約4割 -今後改善したいこと1位は「選考応募数の確保」-

更新:2024/05/13

作成:2024/05/11

HRドクターと新卒学生の特性マッチング求人サイト「Future Finder 🄬」を運営する株式会社ジェイックが新卒採用企業の人事向けに実施した「25卒採用活動に関するアンケート」に関するアンケート調査結果を公開いたします。(有効回答:100件、調査日2024年2月28-4月22日)

<目次>

25卒採用の進捗状況「計画よりうまく進んでいない」が約4割

「25卒採用の進捗状況は、採用計画と比較するとどんな状況ですか?当てはまるものを1つ選択してください」と質問したところ、「計画よりうまく進んでいない」が38.0%、「まだわからない」が34.0%、「計画通りに進行している」が27.0%、「計画より順調に進行している」が1.0%となりました。

 

25卒採用の進捗状況は、採用計画と比較するとどんな状況ですか?

 

25卒採用の課題1位は「母集団形成」2位「自社に合う学生の接触/応募が少ない」

「現段階の進捗の中で、特に課題に感じていることはありますか?当てはまるものを2つまで選択してください」と質問したところ、「母集団形成」が55.0%、「自社に合う学生の接触/応募が少ない」が47.0%、「採用部門の人手不足」が23.0%、「内定辞退」が18.0%、「採用部門の予算不足」が10.0%、「選考辞退」が9.0%、「その他」が5.0%、「課題に感じていることはない」が1.0%となりました。

 

現段階の進捗の中で、特に課題に感じていることはありますか?

 

25卒採用において今後特に改善したいこと1位は「選考応募数の確保」(39.0%)

「25卒採用において、今後特に改善したいことはありますか?特に当てはまるものを1つ選択してください」と質問したところ、「選考応募数の確保」が39.0%、「選考応募者の質の向上」が28.0%、「内定辞退の防止」が16.0%、「採用スケジュール」が6.0%、「内定者フォロー」が5.0%、「選考辞退の防止」「その他」が2.0%、「選考内容や基準、回数」「特にない」が1.0%となりました。

 

25卒採用において、今後特に改善したいことはありますか?

 

25卒採用の成功に向けて新たに検討している施策(自由記述を一部抜粋)

「25卒採用の成功に向け、新たに始めようと考えている施策があれば、自由にご記入ください」と質問したところ、下記のような回答が寄せられました。

 

【母集団形成や、応募者数の確保につながる施策】
・学生の就職活動時期にばらつきがあるため、採用選考時期を複数回設ける
・理系学生の確保に向けて、専門サイト等の活用
・新たな流入経路の開拓
・海外学卒者の採用
・学校訪問
・大学就職支援室・キャリアセンターとの接触
・採用試験の前倒し実施
・第二新卒や中途採用活動の見直し

 

【選考応募者の質向上につながる施策】
・エージェントの活用によるミスマッチの抑制
・質の高い学生が集まりそうなサービスの利用

 

【志望度向上や、選考・内定辞退防止につながる施策】
・応募者と若手社員との面談時間を増やす
・会社見学の実施
・社内で行う対面式説明会の開催
・リクルーター研修の実施
・内定者へのフォローアップ

 

【自社の魅力度向上に繋がる施策】
・初任給の見直し
・年間休日数の見直し
・働きやすい環境を提供するための職場改善
・採用ブランディングの実施
・魅力的な会社説明会資料の改善
・採用HPの更新、変更

 

【その他】
・SNS等ツールの活用
・外国籍社員の採用チームへの登用

 

調査結果について

調査結果について、8年以上新卒採用支援に携わっているFuture Finder🄬メディア事業部長の佐藤は次のように述べています。

 

「本調査では、25卒採用において約半数の企業が『母集団形成』や『自社に合う学生の接触/応募が少ない』という課題感を抱えており、今後『選考応募数の確保』や『選考応募者の質の向上』を特に改善したいと考えていることがわかりました。上記結果と、4月1日時点の25卒大学生の就職内定率は58.1%と前年より9.7ポイント高まっていることから*、特に中堅・中小企業は24卒採用以上に、採用人数の確保に苦戦することが予想されます。

 

25卒学生を含むZ世代は、企業選びにおいて、キャリアの安全性やワークライフバランスを重視する傾向があるため、採用活動では『自社で働くことで得られるスキルや市場価値』、『プライベートを含めた社員の働き方』を伝えることが重要です。そのため、現在選考中の学生においては、一人ひとりのキャリア希望に合わせてキャリアステップの事例や制度を紹介したり、若手社員との面談などで実際に働くイメージを持ってもらう機会を作ったりすることで、志望度を高められると良いでしょう。また同時に、可能な範囲で、自社サイトだけでなくエージェントなどの外部ルートも活用しながら、新規の学生と対話できる機会を増やし、個別で丁寧にアプローチしていけると良いでしょう。」

 

*株式会社リクルート公表:就職プロセス調査(2025年卒)「2024年4月1日時点 内定状況」

 

調査概要

調査対象:企業の人事責任者・担当者
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
提出数 :有効回答100件
(社員数300名以下:65件、社員数301~1000名:26件、社員数1000名以上:9件)
調査期間:2024年2月28日- 4月22日

 

新卒ダイレクトリクルーティング「Future Finder®」

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