学生が“就職活動の早期化”について感じること【調査結果】

更新:2023/12/06

作成:2023/12/06

HRドクターと新卒学生の特性マッチング求人サイト「Future Finder 🄬」を運営する株式会社ジェイックが「2025年卒業学生の就職活動の早期化」に関するアンケート調査結果を公開します。(回答者数:170名、調査日2023年10月7日-2023年11月19日)

<目次>

8割以上(84.1%)が就職活動の「早期化を感じる」

「先輩の話や想定していたスケジュールと比較して、就職活動は早期化していると感じますか」と質問したところ、「感じる」が84.1%、「わからない」が13.5%、「感じない」が2.4%という結果になりました。

 

就職活動の早期化に伴い企業に求めたいことは?

「就職活動の早期化に伴い、企業に求めたいことはありますか(2つ選択)」と質問したところ、「会社説明会で、他社との差別化ポイントや強みを教えてほしい」が43.5%と最多となりました。

 

続いて、「早期から、社員と話せる機会を設けてほしい(座談会など)」が31.2%、「早期から、質問の量と質を求めないでほしい」が27.1%、「早期から、志望動機をきくことはやめてほしい」が21.8%、「リアルで話せる機会を作ってほしい」が15.3%、「プロフィールを見てからスカウトを送ってほしい」が12.9%、「特にない」が10.0%、「その他」が2.9%、という結果になりました。

 

就職活動の早期化のメリット

「『就職活動の早期化』のメリットと感じること (複数回答)」を質問したところ、「早い段階で内定を獲得できる」が80.0%、「安心感や余裕も持って、就職活動に臨める」が40.0%、「様々な業界・職種を見ることができ、視野が広がる」が30.0%、「メリットと感じることはない」が12.4%、「就職活動をいつ・どのくらいの期間行うか調整しやすい」が9.4%、「その他」が2.4%となりました。

 

 

就職活動の早期化のデメリット

「『就職活動の早期化』のデメリットと感じること(複数回答)」を質問したところ、「学業や部活動、アルバイトとの両立が大変」が74.1%、「選考の情報公開日が企業によりさまざまなので情報収集が大変」が72.9%、「いつ就職活動を終えればよいかわからない」が38.2%、「選考内容が変化しており、先輩の体験記があまり参考にならない」が25.3%、「その他」が9.4%、「デメリットと感じることはない」が2.9%となりました。

 

 

就職活動の早期化のデメリット・デメリット【自由記述】

「就職活動の早期化」のメリット・デメリットについて感じることを自由回答形式で質問したところ、下記のような回答が見られました。

 

▶メリット
・早期から就活について考えることで、自分が納得して会社選びができやすくなる
・早い時期から内定をもらえること
・面接などのリアルな就活に慣れることができる
・卒論に集中できることは良いと思う

 

▶デメリット
・学業や研究活動、資格取得のための勉強、アルバイトなどとの両立が難しい
・将来やりたいことや、志望動機が明確に固まっていない状態で面接に挑まなくてはいけないのが辛い
・就活の方法が分かっていないで段階で早期選考を受けて力を出せないことがあった
・企業によって採用時期がバラバラなため、就活が長引くこと
・研究活動に支障が出てきている。社会の潮流上仕方がないことではあると思うが、研究を重視したい人にとっては苦しい状況であると思う
・卒業研究が決まる前にESを書かなければならないので、「ガクチカなど」アピールできる内容が減ってしまう
・部活の部長をしているので、学業と部活動、就職活動の両立が難しく、精神的につらくなることも度々あり、本末転倒になりかけた

 

調査結果についてFuture Finderメディア事業部長の佐藤は次のように述べています。

 

「『早期化に伴い企業に求めたいこと』について、『会社説明会で、他社との差別化ポイントや強みを教えてほしい』や『早期から、社員と話せる機会を設けてほしい(座談会など)』の回答が上位となりました。要因として、早期化のデメリットで最多の回答を得た、『選考の情報公開日が企業によりさまざまなので情報収集が大変』が関係していると考えます。

 

各企業の多様な選考スケジュールを把握し、取捨選択しながら納得のいく就職活動を進めるには、各企業の強みなど、いわゆる学生側が『この企業の選考に進みたい』『この企業で内定を承諾したい』と思える決め手となる情報が必要となっていると見受けられます。

企業はこのような学生の状況や心境を考慮したうえで採用広報・選考を進めること、また早期の選考においては、学生は部活動や学業での研究活動に取り組んでいる最中であるため、個人のスキルや経験のみでなく、将来性や熱意、ビジョンなど個人のポテンシャルを重視した選考を取り入れることなどが、今まで以上に必要になっていると考えます。」

 

調査概要

調査名称:「2025年卒業学生の就職活動の早期化」に関するアンケート
調査対象:当社サービス「Future Finder®」登録した2025年卒学生
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2023年10月7日~11月19日
回答者数:170名

 

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