
良い人材を獲得できている中小企業には、以下のような共通点があります。
経営者が採用活動にコミットしている
中小企業が良い人材を採用するには、経営陣の関わりが不可欠です。中小企業やスタートアップで働く絶対的な魅力の一つである「経営陣との近さ」を武器にするには、採用活動に経営陣が関わる必要があるのです。
また、「人で口説く」うえでは、人事以外が採用に協力する体制は不可欠であり、社内のメンバーを動かせる経営陣の協力は非常に重要です。
優秀な人材を継続的に採用できている企業では、経営陣が採用にコミットして時間を割いたうえで、人事には“営業のエースと同じぐらい優秀な人材”を配置したり、適切な投資も行なったりしています。
「誰を採りたいか?」が明確である
中小企業では、全方位的な採用メッセージを配信しても、なかなか良い人材の採用は難しいでしょう。中小企業の採用では、ターゲットを明確に絞り込み、ターゲットに出会うための採用チャネルを特定して、ターゲットに響くメッセージを発信するという一貫性が大切です。
一貫性を保ち、面接や情報発信する担当者間の認識をあわせるためには、「採用したい人物像(ペルソナ)」を設定すると有効です。
明確な人物像を設定すると、一貫性と具体性のあるメッセージの発信が可能になります。以下3つの側面からペルソナを作成して、経営陣や面接官に確認しながらターゲットを絞り込むことがおススメです。
- 定量的な条件や能力面
- 価値観や性格特性
- 行動パターンの仮説
「手数が多い」もしくは「優良なパートナー」と組めている
自社にとっての勝ち方が確立できていない間は、ある程度の手数を打つことが大事です。また、採用市場のトレンドを掴んだりノウハウを吸収したりするうえでは、優良なパートナーの存在も役立ちます。
勝ち方が見えていないのであれば、小さなチャレンジを数多く試してみる、また、手数を絞りたいのであれば人材紹介や採用コンサル、求人広告代理店などと良いパートナーシップを組むことを意識しましょう。
「勝てる市場」を選択する
採用活動をする市場によって、採用の難易度は大きく変わります。例えば、「営業経験者や同業経験者の即戦力採用」は採用競合が多い市場(レッドオーシャン)であり、採用の難易度が非常に高くなります。
競合が多い市場で戦う際には、採用は「選ぶ活動」ではなく、「選ばれる活動」である意識を徹底して、前述したような「誰からどう選ばれるか?」という視点で訴求等を考え抜きましょう。
一方で、高卒、中退者、既卒者、氷河期世代などの採用競合が少ない採用市場(ブルーオーシャン)で戦うことも、勝ち方の一つです。
イメージとしては、採用基準を「実務経験」ではなく「自社で活躍するための定性的な素養」にすると、ブルーオーシャンで良い人材を採用しやすくなります。
経験を問わないということは、採用基準を下げることではありません。「採用ポジションで活躍するために何が必要なのか?」をしっかりと考察することが重要です。
PDCAをしっかりと動かす
採用活動に強い企業は、採用活動のPDCAをしっかりと回しています。
採用活動が一巡したら、「どんなターゲットを相手に、どの採用チャネルで、どんな採用メッセージを発信したときに、どんな求職者がどれぐらい集まったか?」「求職者のレベルやターゲットが含まれている割合はどうだったか?」「選考過程で魅了付けはしっかりできていたか?」などをしっかりと振り返ることが大切です。
そして「(採用活動を)もう一度やるならどうするか?」の視点で、次回への改善策を考える作業を繰り返しながら採用ノウハウを磨くことになります。
採用戦略の立案と実行、振り返りについては下記の記事でも詳しく紹介しています。