
面接評価チェックシート作成における基本的な流れを説明します。
採用の目的を明確にする
面接評価チェックシートを作成するうえでは、まず、自社(採用職種)で「採用後にどうパフォーマンスして欲しいか」を言語化するとよいでしょう。
新卒の場合、即戦力を求めた採用ではなく、ポテンシャル採用して育てていく側面が強いので、「どう活躍して欲しいか?」はあまり重視しなくてもよいでしょう。一方で中途採用の場合は、以下のように求める結果(活躍要件)を明確にすることが大切になります。
営業職のプレイングマネージャー
これまでの営業経験を活かし、A営業部門の売上を20%上げて欲しい
コールセンターのスーパーバイザー
応対品質の向上や業務改善の企画をして欲しい
など
ピンポイントな採用を実施する場合には、解決して欲しい問題点や数値などを入れた具体的な活躍要件にするとさらによいでしょう。場合によっては、5W1Hなどを使って考えることもおススメです。
活躍要件とコンピテンシー一覧表などを見比べながら評価基準を設定する
活躍要件が決まったら、あらためて必要な姿勢や素養、スキルを考えて評価基準に落とし込んでいきます。
評価基準に落とし込む際にはコンピテンシー一覧表などを用いると言語化しやすくなるでしょう。また、単語だけを基準として落とし込むのではなく、自社において「この単語は、こういう意味・言動を指す」と言語化しておくと面接官に展開しやすく、解釈のズレも生じにくくなります。
なお、活躍要件とは別に、「自社の社風や価値観から照らし合わせて、絶対に外せない価値観や行動」という視点で評価基準を考えるのもおススメです。「こういう価値観や行動を持った人はどれだけ優秀だとしても採用しない」という視点でも考えておくと、カルチャーフィットが促進されます。
面接で評価基準を確認するための方法・質問などを決める
思考パターンや性格特性の見極めは、面接官の力量によって差が出やすい箇所です。したがって、面接でのマッチング精度を高めるには、評価基準を確認する方法や質問もチェックシートに盛り込んでおくのがおススメです。
例えば、HRドクターを運営するジェイックでは、小学校時代から今にいたるまでの主な意思決定のプロセスをヒアリングしていくことで主体性や動機の見極めを実施しており、面接官のマニュアルへと落とし込まれています。
さまざまな社員が面接を実施する場合には、抽象的な評価基準だけを提示しても適切にヒアリングできないことが多々あります。どのようなヒアリング・質問を通じて、評価基準の要素を見極めていくかも言語化しておきましょう。