人材紹介とは?
人材紹介の概要とビジネスモデルを解説したうえで、人材派遣や業務委託の仲介サービスとの違いを確認しておきましょう。
人材紹介ビジネスモデル
人材紹介とは「有料職業紹介」の別名で、求職者と求人企業をマッチングさせる役割を持つサービスです。一般的な人材紹介では、料金体系は成功報酬型で、採用が成立して初めて利用企業に費用が発生する形になっています。
成果報酬であることから、企業側は無駄な費用をかけずに質の高い求職者と出会うことができます。反面、報酬単価は少し高めに設定されており、相場は求職者の想定年収の30~40%程度です。
なお、基本的に求職者側には無料でサービスが提供されます。例外的なサービスを除いて、求職者に費用が発生することはないため、求職者は気軽に利用することができます。
近年では労働人口の減少に伴い、優秀人材の獲得競争は激化しており、人材紹介の需要も年々増加傾向にあります。
人材紹介は、面接以外の採用プロセスを企業に代わって代行するようなイメージとなるため、採用ノウハウがない企業や採用に工数を割けない企業にとっては、工数を圧縮できる点も非常に大きなメリットとなるでしょう。
種類と特徴
人材紹介は、大きく分けて以下の3種類に分類されます。
- 一般紹介型
⇒広範囲の職種や業界にわたる求職者と企業をマッチングするサービス。一般的 に人材紹介という場合は、「一般紹介型」のサービスを指しています。
- サーチ型
⇒「ヘッドハンティング」とも呼ばれるサービスで、専門スキルを持ったスペシャリストや経営幹部層を採用するためのサービス。ヘッドハンティングは成果報酬+基本料といった料金体系になることが大半です。
- 再就職支援型
⇒リストラや早期退職に応募した社員などの再就職を支援するサービス。通常の人材紹介とは異なり、リストラを実施する企業が再就職支援会社に料金を払うビジネスモデルで、採用企業側には費用が発生しない形になります。
人材紹介の手数料の相場や計算方法については以下の記事で詳しく解説しています。
人材派遣との違い
稀に人材紹介と混同されるサービスが、人材派遣です。人材派遣は外部から人材を調達する手法という意味では人材紹介と同様ですが、仕組みや目的に大きな違いがあります。
人材紹介サービスは求職者と企業の間に立ち、企業が求める人材の条件に合致する求職者を紹介する形式です。人材紹介を通じて、紹介された求職者は企業に採用され、採用企業と求職者の間で雇用契約が結ばれます。
一方の人材派遣は、派遣会社が雇用した人材を、他の企業へ一時的に派遣する仕組みです。派遣社員は派遣先企業で業務を実施しますが、雇用契約は派遣会社と派遣社員の間で結ばれます。
| 人材紹介 | 人材派遣 | |
| 雇用契約 | 採用企業と契約 | 派遣会社と契約 |
| 雇用形態 期間 | 基本的には正規雇用であり無期 *採用企業によって契約社員スタート等の場合もあり | 有期契約 または 無期派遣 *いわゆる登録型派遣の場合は派遣期間中のみの契約。無期派遣(常用型派遣)の場合は無期 |
| 給与の支払い | 採用企業 | 派遣会社 |
つまり、人材紹介は企業の直接雇用(基本的に正規雇用)を目的としているのに対し、人材派遣は特定の業務をサポートするための一時的な雇用を目的としています。
業務委託の仲介サービスとの違い
近年増加しているので傾向にあるが、一定のスキルを持ったプロ人材との業務委託契約を仲介するサービスです。具体的には広報やマーケティング、IRなど、フルタイムの稼働を必要としない一方で、高い専門性を必要とするような業務を中心に広がっています。また、昔から営業やシステム開発などの分野でも、業務委託契約の仲介は比較的多いです。
業務委託の仲介サービスでは、利用企業や仲介会社、人材の間は雇用契約ではなく業務委託契約が締結される形となります。
業務委託の仲介サービスの契約は、大きく2通りあります。
ひとつは利用企業と仲介会社の間で業務委託契約が結ばれ、さらに利用企業と人材の間で業務委託契約が結ばれるというパターンです。人材と仲介会社の間で雇用契約はありませんが、契約関係やお金の流れは人材派遣に近いイメージです。
もうひとつは仲介会社が仲介をするのみで、利用企業と人材の間で業務委託契約を結ぶパターンであり、こちらは人材紹介に近いイメージといえます。
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