䌚瀟や仕事における目暙蚭定の基本「意味ない」ずならないために掻甚できる8぀の法則を玹介

䌚瀟や仕事における目暙蚭定の基本「意味ない」ずならないために掻甚できる8぀の法則を玹介

業瞟を䞊げるためには、適切な目暙蚭定が䞍可欠です。䞀方で、新芏事業などの堎合には「本圓に目暙は必芁なのだろうか」ず感じるこずもあるでしょうし、圢骞化した目暙管理制床MBOなどに察しお「目暙蚭定なんお意味がない」「圢だけのもの」ず感じおいる人もいるかもしれたせん。

 

蚘事では、目暙蚭定の必芁性や、目暙が「意味がない」状態を避けるための4぀の基本、蚭定時に掻甚できる5぀の法則を玹介したす。

目次

なぜ目暙蚭定を行なう必芁があるのか

䌚瀟や仕事で目暙蚭定が必芁ずされる理由は、以䞋の3぀です。

 

目暙を定めるこずでモチベヌションが高たる

人は無意識に目暙を達成しようずするものです。たた、蚭定した目暙を達成するこずに喜びを感じる性質もありたすので、明確な目暙があるこずは業務に察するモチベヌションを高めたす。

 

目暙を達成するこずで正圓な評䟡がもらえる評䟡制床ず組み合わせるず、仕事ぞの向き合い方も良い方向ぞ倉化するでしょう。

 

ただし、目暙を定めるこずでモチベヌションが高たるのは、目暙を達成するこずに意味や䟡倀を感じた堎合です。しかし、組織における目暙蚭定は、組織にずっおは意味や䟡倀があっおも、個人にずっおは䞊から䞎えられた目暙になりがちな傟向がありたす。

 

埌述する目的・目暙の4芳点などの方法を䜿っお、目暙に個人ずしおの意味付けをしっかりずするこずが倧切になりたす。

目暙がメンバヌを自走させる

組織内で䞊叞ずメンバヌが目暙蚭定を通じお、達成すべき目暙や実斜すべきタスクをお互いが合意したり把握したりするこずで、䞊叞はメンバヌに仕事を任せられるようなりたす。たた、メンバヌも、自分で方針や斜策を考えお意思決定したり自走したりしやすくなるでしょう。

 

目暙蚭定を通した䞊叞ずメンバヌの関係は、目暙ずいう共通ゎヌルを持぀からこそ、方法論に自由や裁量が生たれるずいえたす。

 

目暙達成のプロセスが人材育成になる

目暙蚭定からゎヌルたでの間に以䞋の取り組みをするこずで、メンバヌは目暙達成に向けお、自ら考えお行動する力が身に付きたす。

  • 達成に向けた行動蚈画やアクションプランを描く
  • 蚈画をきちんず実行する
  • 珟状に察する進捗確認や振り返りをする
  • 達成に向けお斜策を緎り盎す など

具䜓的な目暙に萜ずし蟌んで責任や圹割を明確化し、そのなかで仕事を任せおいくこずで、䞻䜓性や責任感も逊われるでしょう。

「意味ない」ずならないための目暙蚭定4぀の基本

目暙を「意味がないもの」にしないためにも、以䞋4぀の基本ポむントを抌さえお、目暙蚭定や蚈画の実斜を進めおいくこずが倧切です。

 

明確な目暙ゎヌルを定める

蚭定する目暙は、具䜓的か぀明確なものにすべきです。挠然ずした目暙を蚭定しおも行動には぀ながりたせん。以䞋のように挠然ずしたものは「目暙」ではなく、「理想」や「心がけ」です。

  • 「新商品をたくさん売ろう」
  • 「お客様の問い合わせに玠早く良心的な察応をしよう」

䞊蚘でいえば、たくさん売るの「たくさん」は、人によっおずらえ方が倧きく異なりたす。担圓者Aの「たくさん」ず担圓者Bの「たくさん」に乖離があれば、組織が求める売䞊目暙や個数などに到達するかわからなくなるでしょう。

 

したがっお、目暙は抜象的なものではなく具䜓的な数倀や状態を甚いお蚭定したす。そしお、達成できたかどうかを誰もが刀断できる衚珟にするこずが倧切です。

䞊䜍目暙ずの敎合性があるようにする

仕事における目暙は、事業蚈画からブレむクダりンされお、郚門や個人目暙ぞず萜ずし蟌たれたす。

 

目暙蚭定のブレむクダりン

 

重芁ずなるのは、各郚門や個人が目暙達成するこずで事業蚈画が達成する、ずいう関連性になっおいるこずです。したがっお、䞊䜍目暙を郚門や個人で分担したり、䞊䜍目暙の達成で肝になるポむントを目暙にしたりずいった関係性が重芁になりたす。

 

䞊䜍目暙に関連しない目暙を蚭定するず、「ずりあえず目暙を蚭定しただけの状態」になるでしょう。管理職もメンバヌの目暙ぞの関心が薄れ、進捗をチェックしない・期末に数字を振り返るだけ、ずいったこずが起こりたす。

努力すれば達成できる目暙を蚭定する

先ほど、目暙はモチベヌションアップに぀ながるず解説したした。ただし、達成できないこずがわかっおいる無理な目暙蚭定は、逆にモチベヌションの䜎䞋を招きたす。したがっお、珟実的にチャレンゞできる難易床の目暙蚭定にするこずが倧切です。

 

たた、「3幎間で売䞊1.5億円達成」のように、金額が倧きかったりゎヌルたでの期間が長かったりする堎合は、「次四半期で1,200䞇円」のように珟実的に蚈画を立おられる時間軞で蚭定したしょう。たた、そこからさらに行動蚈画に萜ずし蟌む際には「1週間100䞇円」のようにミニゎヌルを蚭定するのもおススメです。

 

なお、「努力すれば達成できる」の難易床は、目暙管理制床の目的によっお考えおいくこずが倧切です。䞀般的なMBOのように達成率を評䟡制床に盎結させるような堎合は、ある皋床珟実的な数倀にする必芁がありたす。

 

䞀方で、OKRのように人事評䟡に盎結させないずきには、達成できたらワクワクするようなチャレンゞングな目暙を掲げるこずが効果的な堎合もあるでしょう。

定期的な振り返りを実斜する

目暙やそれにずもなう行動蚈画を䜜っただけでは「絵に描いた逅」です。

 

目暙を蚭定したら、必ず行動蚈画に萜ずし蟌み、しっかりず実行しお、定期的なMTGを蚭けお振り返りや方向修正を䞊叞ずずもに行なうこずが重芁です。そうするこずで、ゎヌル目暙到達たでのスピヌドが䞊がったり、進捗を良くするためのより確実な方法を芋出したりできたす。

 

なお、明確な目暙が蚭定されおいない、䞊䜍目暙ずしっかりずリンクされおいない堎合、「目暙蚭定のために目暙を決める」状態になり、期銖に目暙蚭定だけしお期末に結果だけ振り返る、ずいう状況が起こりがちです。

 

したがっお、定期的に振り返る意味がある目暙、為すべき貢献や日々の業務ず玐づいた目暙をきちんず蚭定するこずが倧切になりたす。

 

なお、新芏事業などの堎合は目暙の劥圓性が぀かみづらいこずもありたす。たた、倖郚環境の倉化などによっおは数ヵ月前に蚭定した目暙がいたの垂堎環境に合わなくなるこずもあるでしょう。その堎合は、定期的な振り返りを通じお、期間内であっおも目暙自䜓を倉曎するこずも倧切です。

目暙蚭定の際に掻甚できる8぀の法則やフレヌムワヌク

䌁業の仕事の目暙蚭定、そしお、行動蚈画を考える際に掻甚できる法則やフレヌムワヌクを8぀玹介したす。

 

ベヌシック法3点セット法

ベヌシック法3点セット法は、以䞋の各ステップを通じお目暙を蚭定する方法です。䞡者に共通するポむントは、倧たかな目暙ず達成蚈画ずをセットで考えおいくこずになりたす。目暙蚭定したら達成蚈画を䜜る、この2぀をセットにするこずが倧切です。

【ベヌシック法】
  • 目暙ずなる項目を蚭定する
  • 明確な達成基準を決める
  • 期限を決める
  • 具䜓的な達成蚈画を䜜成する
【3点セット法】
  • テヌマ倧きな目暙を決める
  • 定量的な達成レベルを決める
  • 目暙達成に向けおやるべき手段を決める

ランクアップ法

目暙を蚭定するずき、「どのような切り口で目暙を決めればいいのか」が閃かないこずもあるかもしれたせん。こうした堎合に䜿えるのが、ランクアップ法です。

 

ランクアップ法では、以䞋の6぀の芳点・切り口から目暙項目を考えおいきたす。先述のベヌシック法もしくは3点セット法ず組み合わせるこずで、質の高い目暙を立おられるようになるでしょう。

  • 改善珟圚の問題を「改善」する項目を目暙に蚭定する
  • 代行自分よりレベルの高い人の仕事を「代行」できるようになるこずを目暙に蚭定する
  • 研究新しいこずを始めるずきに、利点などの「研究」を目暙に蚭定する
  • 倚様化今の自分や事業にない「倚様」な知識やスキルの習埗、モデルや顧客展開に぀ながる目暙を蚭定する
  • ノりハりの普及自分の保有する「ノりハり」やスキルを第䞉者が身に付けられるように、その内容をたずめるこずを目暙に蚭定する
  • プロ化ノりハりやスキルを「プロや専門家レベル」たで向䞊させる目暙を蚭定する
  • ベンチマヌキング

    ベンチマヌキングも、ランクアップ法ず同様に目暙を探すずきに䜿える方法です。たた行動蚈画、達成方針などを考えおいくうえでも非垞に圹立ちたす。

     

    ベンチマヌキングずは、他瀟や他のメンバヌの優れたずころを分析・比范するこずで、自分の改善点を芋出す考え方です。

     

    䟋えば、営業成瞟トップのA先茩が幎間5,000䞇円を売り䞊げおいたずしたす。実際に5,000䞇を実珟しおいるA先茩をベンチマヌクするこずで、幎間売䞊をいくらに蚭定するかの参考になりたす。たた、目暙蚭定埌、A先茩が䜕をしおいるかをむンタビュヌすれば、行動蚈画の䜜成にも圹立぀でしょう。

    KPIツリヌ

    KPIツリヌずは、蚭定した目暙に察しお行動蚈画を立おるずき、たた倧目暙を分解しおいくずきに掻甚できる考え方です。䟋えば、営業の仕事で売䞊を前幎比20䞊げる堎合、「売䞊」ずいう倧テヌマを以䞋のように数倀分解するこずで、目暙蚭定や具䜓的に䜕をすればいいのかの行動蚈画を萜ずし蟌めるようになりたす。

    売䞊のKPIツリヌ
    Ex売䞊  商談数 × 提案率 × 提案単䟡 × 受泚率

    䞊蚘の䟋であれば、売䞊ずいう倧テヌマを分解するこずで、「商談数を〇件にする」「商談からの提案率を〇に改善する」「提案単䟡を〇䞇円に匕き䞊げる」ずいったもう䞀段詳现な、行動に぀ながるような目暙や行動方針に萜ずし蟌むこずができたす。

     

    䞊蚘のような现かなKPIはさらに、

    • 商談数テレアポを毎日5件以䞊やる
    • 提案率お客様ずのラポヌル圢成に力を入れる、サヌビス勉匷䌚に参加する
    • 提案単䟡オプション商品の提案を習慣化する

    ずいった圢の行動蚈画ぞ萜ずし蟌むこずができたす。

    SMARTの法則

    SMARTの法則は、目暙蚭定をするずきの倧原則です。

    • SSpecific 「具䜓的」な目暙を蚭定する
    • MMeasurable 「枬定可胜」な衚珟で蚭定する
    • AAchievable 「達成可胜」な基準で蚭定する
    • RRelated 「䞊䜍目暙の達成」に぀ながる目暙を蚭定する
    • TTime‐bound 「達成の期限」を明確にする

    MBO目暙によるマネゞメントを行なう堎合、「実珟できない目暙」や「挠然ずした目暙」では評䟡や振り返りができたせん。目暙を仕事のゎヌルや人材育成に぀なげるには、䞊蚘のSMARTに基づく目暙を蚭定するこずが倧切です。

    目的・目暙の4芳点

    䌁業におけるチヌムや個人の目暙は、事業蚈画などから萜ずし蟌たれたものになりがちです。こうした目暙に察しおメンバヌが「䞊から指瀺されたもの」ず他人事にずらえおいた堎合、せっかく䜜成した実斜蚈画なども䞻䜓的に取り組むこずは困難です。

     

    問題を解消するには、目的・目暙の4芳点を䜿うのがおススメです。目的・目暙の4芳点ずは、他人事になっおしたいがちな目暙を自分事にできる手法です。

     

    目暙達成によっお「どのような玠晎らしいこずが起こるか」を、「自分-他者」「有圢-無圢」ずいう2぀の軞、4分類で衚珟するこずで、蚭定した目暙に察するワクワク感や高いモチベヌションが生たれやすくなりたす。

    自分他者の軞
    • 自分自分にもたらされる利益や良いこず
    • 他者自分以倖の人にもたらされる利益や良いこず
    有圢無圢の軞
    • 有圢衚地やお金などの圢ある良いこず
    • 無圢気持ちや感情などの粟神的な良いこず

    マンダラチャヌト目暙達成シヌトマンダラヌト

    目暙を達成するために必芁な行動蚈画やアむデアを出すずきに䜿えるフレヌムワヌクです。1぀の目暙に察しお64個以䞊のアむデアを出せるこずから、オヌプンりィンドり64ず呌ばれるこずもありたす。

     

    マンダラチャヌト䜜成䟋

     

    目暙蚭定のあず、行動蚈画を䜜成する際にマンダラチャヌトを䜜成するず、目暙達成のための行動アむデアを豊富に出し、粟床の高い行動蚈画、うたくいかない堎合の二の手、䞉の手の準備に぀ながりたす。

    長期目的・目暙蚭定甚玙

    プロスポヌツ遞手なども実践しおきた目暙達成メ゜ッド原田メ゜ッドで䜿われる「長期目的・目暙蚭定甚玙」は、目暙蚭定、目暙ぞの動機づけ、行動蚈画の䜜成などを枚で実斜できるツヌルです。

     

    さらに、行動蚈画を実斜するうえで䞀番のハヌドルずなる自分自身の心身やモチベヌションを維持したり、目暙達成に圹立぀ルヌティン行動習慣化なども蚭定したりするこずができ、目暙蚭定埌に、達成蚈画を䜜っお実行するために圹立ちたす。

    たずめ

    組織で行なわれる目暙蚭定は、組織党䜓の目暙を各郚門やチヌムでどう圹割分担するのかを明確にしお、個人やチヌムの動きを組織の目暙達成に぀なげる働きがありたす。

     

    たた、適切な目暙蚭定を実斜するこずで、メンバヌのモチベヌションを高めたり、人材を育成したりする効果もありたす。たた、的確に目暙蚭定・運甚するこずで公正な人事評䟡制床の運甚も実珟可胜です。

     

    メンバヌから「意味がない」ず思われない目暙にするには、以䞋4぀の基本を抌さえるこずが倧切です。

    • 明確な目暙ゎヌルを定める
    • 䞊䜍目暙ず敎合性を取る
    • 努力すれば達成できる目暙を蚭定する
    • 定期的な振り返りを実斜する

    たた、意味ある目暙蚭定を実斜しお達成するためには、圹立぀法則やフレヌムワヌクを知っおおくこずも圹立ちたす。

    • ベヌシック法3点セット法
    • ランクアップ法
    • ベンチマヌキング
    • KPIツリヌ
    • SMARTの法則
    • 目的・目暙の4芳点
    • マンダラチャヌト
    • 長期目的・目暙蚭定甚玙

    目暙蚭定の意味や考え方、ゎヌルに向かっおワクワクしながら取り組むためのモチベヌションアップの方法、そしお達成ノりハりを身に付けさせるには、HRドクタヌを運営する研修䌚瀟ゞェむックが提䟛する「原田メ゜ッド」研修もおススメです。

     

    「原田メ゜ッド」には、目暙蚭定や達成方法のスキルだけでなく、セルフマネゞメント力や人栌圢成に぀ながる効果もありたす。「原田メ゜ッド」研修に興味があれば、ぜひ資料をダりンロヌドしお詳现をご芧ください。

    著者情報

    è¿‘è—€ 浩充

    株匏䌚瀟ゞェむック垞務取締圹

    è¿‘è—€ 浩充

    倧孊卒業埌、情報システム系の䌚瀟を経お、ゞェむックに入瀟。執行圹員ずしおIT技術者の掟遣を行う「戊略事業郚」の創蚭、党瀟のマヌケティング機胜を担う「経営戊略宀」宀長を歎任。取締圹/教育事業郚長ずしお、瀟内の人材育成、マネゞメントで手腕を磚く。2013幎には䞭小䌁業向け原田メ゜ッド研修の立ち䞊げを䌁画掚進し、自郚門および党瀟の業瞟を向䞊させた貢献により、垞務取締圹に就任。カレッゞ事業本郚長、マヌケティング本郚長、教育事業本郚長等を歎任。

    著曞、登壇セミナヌ

    ・瀟長の右腕 䞊堎䌁業 珟圹ナンバヌの告癜
    ・今だからできる若手採甚ず組織掻性化のヒント
    ・withコロナ時代における新しい採甚力・定着率向䞊の秘蚣
    ・オンラむン研修の「今ず未来」、瀟員育成ぞの䞊手な取り入れ方
    ・瀟長が知っおおくべき、業瞟達成する目暙管理ず人事評䟡
    ・瀟長の右腕 ナンバヌの䞊叞マネゞメント / 郚䞋マネゞメント
    ・オヌナヌ経営者が知っおおきたい業瞟があがる人事評䟡制床ず組織づくりのポむント
    ・瀟長の右腕 10の職掌 など

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