チームにおける目標設定の重要性
チームにおける目標設定は、以下の理由で重要です。
チームの方向性を示す
チームで設定する目標は、チームのゴール、進むべき方向性を示すものとなります。例えば、営業部門のチームの場合、全体で5,000万円の売上を達成するために、以下のような手段や営業先の選択肢があります。
- 新商品Aの営業
- 新商品Bの営業
- 新規顧客への営業
- 既存顧客への営業
- テレアポ営業
- ・訪問営業 など
5,000万円という数字だけを目指すなら、各個人がどの方法を選択しても自由です。
一方で、みんなが同じベクトルで仕事ができるようにするには、新商品AとBのどちらを中心に売るのか、まず新規顧客と既存顧客のどちらにアプローチするのか、アプローチ方法はテレアポと訪問営業のどちらなのか等をチームの目標や計画に盛り込んで共有することが大切です。
メンバーのモチベーションを高める
例えば、「営業チームで商品Aを3,000個売る」などの目標があったうえで、個人の目標を設定すると、自分の売った1個がチームの目標達成に貢献しているという意識から、モチベーションも高まりやすくなります。
また、例えば、商品A・B・Cのなかから各自が好きなものを選んで売るよりも、みんなで同じベクトルで商品Aを売る方針にしたほうが、「先輩が10個売ったから、私も今週は頑張って7個売ろう」などの前向きな気持ちも抱きやすくなるでしょう。
以上のようにチームで目標を設定し、力を合わせて達成するプロセスを通じて、チームへのエンゲージメントも高まっていきます。
メンバーの自走を促す
チームとしてのゴール、方針などを明確にすることで、メンバーは自分が何をすべきかを理解して、主体性も発揮しやすくなります。
例えば、10人のチームで5,000万円を売る場合、1人あたり500万円という数字だけを与えられるよりも、「新規顧客に商品Aを売る」などまで落とし込まれていたほうが、各メンバーも自らの判断で動きやすくなるでしょう。
また、商品Aを売る、新規開拓を進めるといった方向性が一致することで、成功事例やノウハウを共有するといった主体的な動きも促進されます。
チームを一致団結させる
例えば、営業のチーム全体で目指す売上の難易度があまり高くなければ、メンバーが一致団結しなくても「個の力」だけで達成できる可能性も出てきます。一方で、レベルの高い数字や困難な壁をクリアすることが目的となる場合、個の力ではなく、みんなで協働・共創する姿勢が必要となるでしょう。
チームのゴールを明確に設定することで、互いにフォローしたり、知恵を出し合ったり、やり方の改善をしたりといったチームとしての協働もしやすくなります。






