退職を踏みとどまった20代トップセールスの告白
ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。
ロシアがウクライナに侵攻しました。
これをロシア国民がどう捉えているかについての記事を読みました。
そこには、テレビから情報を入手している多くの高齢者は
プーチン支持とありました。
若者がネット上にあるウクライナの市街地を攻撃した映像をみせても
「フェイクニュースだ!」と信じないとのこと。
確かに、ある規制もしくは意図の元に編集・放送されているテレビよりも
ネット上の情報は、信頼おける点があるかもしれません。
一方で、ネット上には、フェイクニュースや根拠の疑わしい投稿など
信用できない情報が山のようにあるのも、事実です。
2016年の米大統領選の際、東ヨーロッパの北マケドニアの田舎町が
フェイクニュース工場になって、トランプ大統領を推すフェイクニュースを大量に発信しました。
最初は、トランプ支持者の依頼を受けたマケドニアの弁護士がフェイクニュースを
発信していましたが、広告収入がいいことがわかり町の若者が一斉に同様のフェイクニュースを発信し始めました。
サイト数は約140にも上り、広告収入が1日2000ドルを超えるサイトもあったそうです。
ネット上には情報が溢れかえっていますので、フェイクかどうか見極めるスキルと
フェイクではなくかつ自らに価値ある情報をスピーディーに集めるスキルが必要になっています。
みなさんは、上記について工夫されていることはございますか?
冒頭に立ち返りますが、今回の紛争が一刻も早く終わることを願っております。
さて、今回は、弊社で開催したウェビナーについてご紹介させていただきます。
タイトルは、
「退職を踏みとどまった20代トップセールスの告白
辞めていく若手社員のキャリア観の正体と私が辞めなった理由」
でした。
なかなか、刺激的なタイトルですね。
参加されたのは、中小企業から大企業までの幅広い層の人事の皆さんでした。
このウェビナーですが、これまで弊社が行っていたものと、違いが2点ありました。
1)企画したのが、20代若手の営業とマーケの2名だったこと。
指示されて企画したのではなく、2人が自主的に相談して、
企画を上司にあげてきました。
通常は、会議やマーケから企画があがってきます。
2)ウェビナーの講師は、企画した20代若手の営業マンだったこと。
これまで弊社行うセミナーやウェビナーの講師は、社長をはじめとした役員陣
もしくは、ベテラン営業やベテラン講師が務めていました。
結果は、200名以上を超える参加者となり、最近行った弊社のウェビナーでは最高値でした。
また、アンケートも高評価。
私もリアルタイムで視聴していました。
20代若手営業マンが、初めてウェビナー講師として登壇するので
正直、ちょっと心配だったんですね。
1時間のセミナーでしたが、講演自体は、30分ちょっとで終わってしまい
「おいおい、早すぎるよ!」
と、この瞬間は思ったのですが、逆にこれが結果オーライでした。
そこから、質疑応答の時間となりましたが、チャットへの質問が止まりません。
残りの30分近くは、質問への回答となりましたが、回答し切れず
後ほど、メールか電話で回答させていただく流れとなりました。
私も、ウェビナーの講師を務めていますが、回答しきれないくらいチャットで
質問が入ることは、まずありません。
よく聞かれる問いですが、
「顧客は何を求めているのか?」
一度、退職しようと思ったけど、踏みとどまった若手の生の声を聴きたかったんですね。
今回のことから、学べたことです。
1>顧客は、誰からの話を聴きたいのか?
よく考えればTVショッピングもネットサイトのレビューも、ユーザーの声を
多用していますよね。
2>顧客は、自分が聞きたいことを聞きたい。
質問の受け方など、工夫が必要だと感じました。
顧客は特に、自分が質問した内容に対して回答があると満足度が高くなりやすい。
3>顧客との接点が多いメンバーが企画に加わる。
現場でよくもらう質問や悩み・課題が、企画の一番のヒントになる。
4>若手・現場から、自発的に意見がでてくる仕組みと環境。
今回、最初、大丈夫かなと感じていましたが、積極性と主体性を評価して
あまり口を挟まず、そのまま任せてみました。
今回のように、よい結果になることばかりではないと思いますが
こうしたことの積み重ねが組織には大切。
私の学びが、みなさんにとりまして
少しでもお役に立ちましたら、幸いです。