ながい坂【人を残すvol.106】

経営者向けメールマガジン「人を残す」fromJAIC

ながい坂

株式会社ジェイック
教育事業部 テスト様

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

いつも大変お世話になっております。
株式会社ジェイックの梶田です。

新型コロナウィルスの脅威はまだまだ油断がなりませんが、
今年こそ日常が戻ることを願いつつ年を迎えました。

また私事ですが、今年は50歳の節目となる年ですので、
一層、心を奮い立たせて生きていかねばと思っております。

教育事業部様には、“座右の書”はありますか?

常に手元にあって、その中身を反芻することで、
いつでも自分自身が励まされる本です。

私にとっては、故高倉健さんも愛読されたという
“山本周五郎”の小説が、それにあたります。

映画やドラマなど原作は、多数、映像化もされています。
生涯に渡り時代小説を題材に“生き方”を探求した作家です。

20年程前に勤めていた会社の社内報の「推薦図書コーナー」で、
上司が投稿した記事を、今も鮮明に覚えています。

 “仕事や人生に迷ったとき、寝る前に、
  山本周五郎の「ながい坂」をひらきます。
  すると、強く生きよう、と心が奮い立ちます”

それ以来、興味を持ち、山本周五郎の膨大な著作を少しずつ
読み続けてきました。

以下のような至言の数々が、節目ごとに、迷い戸惑いがちな
私自身の気持ちを、今も、確かなものにしてくれています。

 “なにごとにも人にぬきんでようとすることはいい、
  けれどもな、人の一生はながいものだ、
  一足跳びに山の頂点へあがるのも、一歩、一歩としっかり
  登ってゆくのも、結局は同じことになるんだ、
  一足跳びにあがるより、一歩ずつ登るほうが途中の草木や泉や、
  いろいろな風物を見ることができるし、
  それよりも一歩、一歩を慥(たし)かめてきた、という
  自信をつかむことのほうが強い力になるものだ”
 
  (「ながい坂(上)」山本周五郎著 新潮文庫 P29より引用)

「マネジメントとは“一歩一歩を慥(たし)かめる”こと」

50歳とは言え、まだまだ人生100年の折り返しです。
時代や環境は、時に難しく、時に厳しく、目まぐるしく移ろい、
私たちの前に立ちはだかります。

2022年も恐らく、様々な局面で、試されることがあるでしょう。

年齢やこれまでの経験に胡坐をかくようなことなく、
人生の“ながい坂”を一歩一歩、登っていこうと思います。

本年もどうぞ、ご指導ご鞭撻頂きますようお願い申し上げます。

今回の執筆者:「梶田貴俊」
(株式会社ジェイック 西日本代表講師)

著者情報

梶田 貴俊

元株式会社ジェイック シニアマネージャー(現ジェイック契約パートナー)

梶田 貴俊

前職、通信機器ベンチャー商社勤務時代にリーマンショックを経験。代表取締役として、事業再生計画を推進し同社のV字回復を実現した。現在はジェイックの講師として研修事業を牽引している。

著書、登壇セミナー

『会社を潰さないためのSunday Management List ―中小企業のリーダーがやるべき日曜日のマネジメントリスト』

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