ロッテ・佐々木投手、完全試合達成!【人を残すvol.118】

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ロッテ・佐々木投手、完全試合達成!

ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

ロッテの佐々木朗希投手が、4月10日、完全試合を達成しました。
28年ぶりの素晴らしい快挙です。

私は、SNSで13者連続奪三振の情報を知り、急遽、テレビを観だしました。
圧巻の投球でしたね。打たれる気が全くしませんでした。

ひとりのヒーロー・スターが、スポーツやコンテンツの人気を一気に変えます。
(最近の将棋の盛り上がりは、藤井4冠抜きでは語れません。)

このところ、プロ野球をテレビで観ていませんでしたが、佐々木投手の次の試合は
是非、観たいと思っています。
元野球少年としては、野球が盛り上がってくれることは嬉しいです!

あと、もうひとりすごいと思う選手は、佐々木投手をリードしていた松川捕手です。
今年、高校を卒業したばかりの18歳とは、いろいろな面で思えません。
松川捕手からも、目が離せませんね。

さて、今回は、以前の同僚Mさんがfacebookに面白い投稿をしていましたので、それをご紹介したいと思います。

まずは、こんな質問がありました。

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【 論理と現実と仕事のお話 】
いきなりの質問ですが、「1人の採用枠に100人の応募があり、1人ずつ面接する場合において、最良の人材を採用する。」にはどうすればいいかわかりますか?
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「1人ずつ」とは、ひとり面接するごとに採用・不採用を決定して
いくという意味です。1人の採用枠ですから、採用を決めたらその人で
面接は終了します。

皆様は、どうお考えになりますか?

Mさんの回答は以下です。

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実はこれ、確率論的には証明されていて、答えは「1人目から37人目までの中で最良のスペックを把握したうえで、37人目までを無条件で不採用にし、38人目以降で37人目までの最良のスペックを超えた人材を即採用する。」です。
(※結婚相手を見つける事例となっておりますが数式は、最後のURLをご参照ください。)

採用関係に携わっている方も多いと思いますが、こう言われたときに素直に受け入れることってできますかね?
現実的には、「そもそもそんなに応募がない」「内定を出しても入社してくれるとは限らない」「採否の結果を出す前に他社になびく可能性がある」「複数の面接官が採用に携わっているので評価を統一するのが難しい」「面接官の評価基準が時間経過によって変わる」など、様々な不確定要素が介在するはずなので、なかなか受け入れづらいと思います。
上記はちょっとした例ですが、このように論理的に正しいことが必ずしも現実社会にはそぐわないことってたくさんありますよね。
昨今、「ビジネスのDX化(デジタルトランスフォーメーション)」が叫ばれておりますが、数字は論理的に最適解を導き出すのは得意ですが、だからといって組織や人を変革させられるかは別問題です。
―――――――――――――――――――――――――――

如何でしょうか?
どう思われますか?また、この確率論から、何をお考えになりますか?

以下は、私が、Mさんの投稿にしたコメントです。

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面白いですね。
以前、外資・人事の方が書いた本で、「初めて採用するポジションであれば、最初の3人は不合格にして、4人目以降の候補者で最良の人を採るようにしている」と書いてあったことを思い出しました。

また、ある外資のヘッドハンターの方から、同一ポジションで、複数の候補者が出てきた場合には、自分の手ごまので中で、一番良い方を、採用側の候補者が3名を超えたタイミングで紹介するというのも聞いたことがあります。
確率論的な裏付けがあり、やっていたのかもしれないですね。その時は、経験則みたいなものかと思いましたが。。。

尚、私のビジネス的な思考としては、新たなひとりと面接するために、前のひとりを不合格にする前提を変えようとします。
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最近、DX・AIというキーワードを目にしますが、数学的な考え方は、最適化には十分応用できると思います。
一方で、その数学的な考え方を当てはめる、ビジネス自体の変革を求められるケースが多いように感じます。

最適解を導き出すこの数式は、「指数関数のマクローリン展開」といわれます。
以下のURLからご確認ください。
⇒ https://www.jaic-g.com/r/220413mm.jpg

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

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