第2領域とは?
第2領域とは、書籍『7つの習慣』の「第3の習慣 最優先事項を優先する」に登場するキーワードです。『7つの習慣』の著者であるコヴィー博士は、第3の習慣で「私たちの時間の過ごし方は、4つの領域に分けることができる」と述べています。
本章では、第2領域を理解するうえで前提となる4つの領域を表す「時間管理のマトリックス」、そして第2領域とは何かを解説します。
時間管理のマトリックスとは
私たちの活動を緊急性・重要性という2つの軸によって、4つの領域に分類するものが「時間管理のマトリックス」です。
<時間管理のマトリックス>
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時間管理のマトリックスは、私たちの活動を4つに分類します。
- 第1領域(別名「必須の領域」)
「緊急かつ重要」な活動が第1領域です。第1領域には、緊急に対応する必要があり、なおかつ重要な事柄(例:締め切りのある大事な仕事、クレーム対応など)が入ります。「必須の領域」という名のとおり、第1領域に入るものは必ずやる必要がある活動です。
- 第2領域(別名「効果性の領域」)
第2領域には「緊急ではないが重要」な活動が入ります。「緊急ではない」は「納期がない」と言い換えても良かもしれません。第2領域に入るのは例えば、新規事業の立案、事業戦略の構想、会議や訪問の事前準備、家族や友人との時間、人間関係づくり、運動、心身のメンテナンスなどです。
- 第3領域(別名「錯覚の領域」)
第3領域は「緊急だが重要ではない」活動です。第3領域に入るのは無意味な会議、大量のメール処理、不必要な報連相、突然の営業電話や飛び込みへの対応などです。別名「錯覚の領域」というとおり、第3領域の活動は緊急度が高い、納期や期日があったり、急いで対応する必要があったりするため、「重要であり、やらなければいけないこと」だと我々は錯覚してしまいがちです。
- 第4領域(別名「浪費・過剰の領域」)
無意味な電話やメール、SNSやYouTubeの見過ぎ、休憩のし過ぎ、ゲームのやりすぎなど、時間を浪費する活動が第4領域です。また、「過剰」とあるとおり、適切な休憩やSNS、ゲームなどは、気分観点や生産性を上げるうえで大切な活動です。しかし、やり過ぎると「浪費」の領域に入ってしまいます。
別名を見てわかるとおり、4つの領域で最も重要な活動が「第2領域」、別名「効果性の領域」です。第2領域にしっかりと時間を使うことで、生産性が上がり、長期的・継続的に望むものを得ることができるのです。事業戦略や計画、会議や訪問の準備、大切な人との豊かな時間、心身のメンテナンス等にしっかりと時間を使えていれば、生活や仕事の質、生産性が上がることがイメージできるでしょう。
第2領域の目的と重要性
くり返しになりますが、第2領域の活動は生活や仕事の質、仕事の生産性に大きく影響します。第2領域に入る活動の多くは「今すぐやらなくても困らない(緊急ではない)」ことが多いでしょう。
例えば、「事業戦略を考える」「家族と過ごす時間をつくる」、どちらも、今週やらなかったからといって来週に困ることはありません。しかし、1年間放置していたらどうなるでしょうか……。きっと望まない結果を迎えるのではないでしょうか。
私たちは緊急な用件、納期がある用事に目を奪われがちですが、重要なことに目を向けてしっかりと時間を使っていくことは、未来に望む結果を得るための投資です。






