レジリエンスとは?
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ビジネス分野におけるレジリエンスは、「ストレスを受け止めて跳ね返す力」といった意味で使われる言葉です。「折れない心」「しなやかさ」といった表現で使われることもあります。
レジリエンスは、ストレスに対する認知を変えることでストレスによるダメージを減らし、同時に素早くストレスから回復していくことを目的とする技術です。
本項ではレジリエンスの具体的な特徴を知るために、混同されることが多い言葉や概念との違いを確認しておきます。
ストレス耐性との違い
ストレス耐性は、ストレスに対してどの程度耐えられるかどうか?を示す概念です。ストレスへの感受性や耐久性ともいわれます。
狭義の意味でのストレス耐性は、先天的、また、青年時代までの生まれ育った環境などで決まる部分が大きくなります。鍛えたり高めたりすることは難しいという特徴があります。
一方で、広義には、レジリエンスのような後天的なストレス対応力までを含めてストレス耐性として表現することもありますので注意が必要です。
ハーディネスとの違い
ハーディネス(HARDINESS)は、日本語では耐久力と訳され、高いストレスを受けても健康を維持できる人に備わっている以下の特質を指します。
- コミットメント
- 挑戦性
- 統制感
など
ハーディネスは、ストレスによるダメージをあまり受けない特質というニュアンスです。一方レジリエンスは、ストレスによるダメージを受けても、うまく受け止め回復していく力というニュアンスです。
コーピングとの違い
コーピングはメンタルヘルス分野において、「ストレスを対処する方法」を指す言葉です。したがって、コーピングの方法を身に付けることはレジリエンスを高めることに直結します。逆に言えば、コーピングはレジリエンスの中に含まれるひとつの技術とも言えるでしょう。
コーピングには、問題焦点コーピングと情動焦点コーピングの2つの種類があります。問題焦点コーピングは、ストレスの原因(ストレッサー)そのものに働きかけて、ストレスを軽減させる方法。そして、情動焦点コーピングは、ストレスに対する認知や感情を変化させることでストレスを軽減させる方法です。
SOCとの違い
SOC(Sense of Coherence)とは、以下3つからなる「首尾一貫感覚」のことです。
- 把握可能感(自分が置かれている状況や前後関係を理解できる)
- 処理可能感(自分が処理できる能力を持っている)
- 有意味感(起きている出来事は自分の人生にとって意味や価値がある)
SOCは、自分の人生に対して「納得できている」「腑に落ちている」感覚です。SOCがあるとは、
‐状況に対処できるという自信・確信を持ち、
‐起こった状況や体験を意味のある出来事として捉えられる
という状態で、当然、ストレスによる心身のダメージを抑え、状況の打破に向けて行動することもできます。
SOCは、ストレスに対する認知のコントロールという点で、レジリエンスと共通する概念であり、レジリエンスの新しい捉え方として紹介されることもあります。






