シニアアドバイザーの基礎知識
まずは、シニアアドバイザーの概要と、こうした役割・肩書が必要とされる背景、メリットを確認しましょう。
シニアアドバイザーとは?
シニアアドバイザーは、法律用語などではありません。シニア社員ならではの豊富な知識や経験を生かして、実務の一部とアドバイザー的な役割を担う役職・肩書をシニアアドバイザーと呼びます。
シニアアドバイザーのポジションが必要とされる背景
2021年の高年齢者雇用安定法の改正によって、70歳までの従業員に就業機会を確保するための策を講じることが、企業の努力義務になりました。この努力義務は、高年齢者就業確保措置と呼ばれます。
なお、2013年の制度改正では、定年を迎えたシニア社員に継続勤務の意思があった場合、退職後も新たに雇用契約が結べる定年後再雇用という継続雇用制度も始まっています。
こうしたさまざまな制度によって、今後の日本企業ではシニア社員を活躍させる仕組みが求められるようになっています。
近年、今まで課長や部長などの管理職だった社員を一定年齢で役職から外し、一般職・専門職などの形で処遇する役職定年制を導入する企業も増加傾向にあります。企業が役職定年制を導入した場合、シニア社員は一定年齢で課長や部長などの役職から外れ、役職手当などもなくなるのが一般的です。
そのため、シニア社員の働くモチベーションやエンゲージメントを保ち活性化させるためにシニアアドバイザーなどのポジションや役割を与えることが、一つの方法として注目されています。
シニアアドバイザーという役職・肩書を付与するメリット
シニアアドバイザーという役職・肩書を付与することには、役職定年制によって管理職ではなくなったシニア社員のモチベーション向上、貢献意欲の上昇などに寄与する可能性があります。
また、新たな役職・肩書を付与することで、「周囲から期待されている」などのポジティブな想いから、管理職ではなくなったことによる喪失感を多少なりとも解消できる部分もあるでしょう。






