2年目社員の主体性が育たない理由
そもそも主体性とは?
多くの会社から「社員の主体性を伸ばしたい」という相談を頂きますが、そもそも主体性とは何でしょうか。辞書で調べてみると、「自分の意志・判断によって、みずから責任をもって行動する態度や性質」と書かれています。ビジネスの現場に照らし合わせてみると、さまざまな仕事における「自分の意志・判断」を2年目社員に求めるのは少しハードルが高いかもしれません。2年目社員に発揮してほしい主体性を、辞書の表現を言い換えて表してみると、「自分なりに考えて意見を持ったうえで、上司や先輩に報連相しながら決断。そして、自らの仕事として当事者意識をもって行動する」といったところになるのではないでしょうか。
主体性が育たない理由は「期待されている役割の変化」に気づかないこと
上記のような主体性を発揮してほしい!と組織から期待されつつも、実際にはそうなっていないケースも多いかと思います。HRドクターを運営するジェイックでは、毎年10~15名程度の新入社員を採用していますが、やはり2年目で少し伸び悩んでしまうケースと、主体性を発揮してどんどん成長していくケースに分かれます。その違いはどこで生まれるのでしょうか。
主体性を発揮できず少し伸び悩んでしまうケースを分析してみると、主体性が育たない大きな理由は、「自分が果たすことを期待されている役割をわかっていない」ことであることが分かります。記事の冒頭でも「1年目と2年目の違いを認識しないまま…」と書きましたが、「期待されている役割の変化」に気づかないと、2年目社員の主体性は伸びづらいのです。
1年目社員は、周囲も「新入社員」として扱って細かにフォローしてくれますが、2年目社員になると、「1人前に足を一歩踏み出した」「そろそろ分かっているはず」と考えて、「わからなければ自分から訊きに来てほしい」とあまりフォローしてもらえなくなります。
主体性を発揮できない社員は上記の違いを認識しないまま、急にケアされなくなったり、フォローしてもらえなくなったりしたことに疑問を持ちます。そして、不安や不満を感じたり、モチベーションを下げたりして、「自分なりに考えて意見を持って、自分から報連相しにいく」からかけ離れたところにいってしまうのです。






