デール・カーネギーの名言まとめ!現代人に役立つ20の名言を解説付きで

デール・カーネギーの名言|現代人に役立つ20の名言を解説付きで紹介

『人を動かす』『道は開ける』などのベストセラーで有名なデール・カーネギーが残した20の名言を解説コメント付きで紹介します。

 

デール・カーネギーは、リーダーシップや人間関係の構築、またストレス対処などの分野で世界中に知られている人物です。

 

カーネギーの言葉は、時代を超えて今もなお、多くの人々に影響を与えています。自分自身や周りの人々を動かす力を身に付ける上で、参考になれば幸いです。

<目次>

デール・カーネギーとは?生い立ちと、代表作

最初にデール・カーネギーの生い立ちとカーネギーの代表作である3冊の書籍を簡単に紹介しておきます。

 

デール・カーネギーの生い立ち

デール・カーネギーが1888年11月24日に米国ミズーリ州で生まれました。

 

大学卒業後、カーネギーは販売員や営業の仕事に就き、目覚ましい成果を上げます。その後、ニューヨークでYMCAの話し方教室の講座を受け持つ機会を得ますが、カーネギーの講座は大評判となります。

 

その後、カーネギーは自分の経験や研究をもとに、YMCAから独立して自分の研究所を設立して、コミュニケーションやプレゼンテーションの研修を提供するようになります。

 

また、講座などで得た知見をまとめて書籍として出版。いずれも評判となり、カーネギーはコミュニケーションや人間関係、ストレス対処などの権威として知られるようになります。

デール・カーネギーについては以下の記事で解説しているので参考にしてください。

 

デール・カーネギーの代表作①『人を動かす』

デール・カーネギーの代表作『人を動かす』は、1936年に発売されました。

人を動かすための30の原則が紹介された同書は、人間心理に対する深い洞察と分かりやすい事例で評判となり、邦訳でも1000万部を突破するベストセラーとなりました。

 

発売から80年以上がたった今でもamazonのベストセラーランキングなどに登場する『人を動かす』は、時代を超えて読み継がれる不朽の名著です。

 
『人を動かす』について知りたい人は、以下の記事で内容を要約しているので参考にしてください。

 

デール・カーネギーの代表作②『道は開ける』

『道は開ける』は1948年に出版され、悩みや心配事を克服するための具体的な方法が説得力豊かに綴られています。

 

『道は開ける』は日本国内だけで300万部以上を売り上げ『人を動かす』と並ぶカーネギーの代表作です。ストレスに悩まされる私たち現代人にとって非常に役立つ1冊です。

 

デール・カーネギーの代表作③『カーネギー話し方入門』

『人を動かす』が人間関係の作り方、人を動かすやり方を書いているのに対して、『カーネギー話し方入門』は署名の通り、プレゼンテーションに特化した書籍です。

 

人前で話すことが多いビジネスリーダー、また話し方が成果につながる営業や講師、人事、教師といった方におすすめの内容です。

デール・カーネギー 20の名言

本章では、前章で紹介したデール・カーネギーの代表作3冊から、20の名言を厳選して、コメントを添えて紹介します。

 

人を動かすには、相手の欲しがっているものを与えるのが、唯一の方法である

カーネギーは、「人を動かすためには、相手が欲しがっているものを与えることが唯一の方法である」と述べています。

 

私たちはつい「相手をどうやって動かすか?」と自分本位に考えてしまいがちです。しかし、大切なことは相手の立場に立って「何だったら動きたくなるか?」を考えることです。

 

人が関心を持っているのは自分の利益や幸福です。したがって、相手が望むものを提供することが、人を動かす秘訣なのです。

 

相手の心を確実に掴む方法は、相手が相手なりの重要人物であるとそれとなく、あるいは心から認めてやることである

人は誰でも、“重要な存在である”“何らかの点で優れている”と周囲に認められることを欲しているものです。

 

だからこそ、相手の重要性、相手の長所や誇っていることを承認することで、相手の渇望する自己重要感は満たされ、自己重要感を満たしてくれたあなたを信頼するようになるでしょう。

議論から最大の利益を得る唯一の方法は、議論を避けることである

誰かと意見が対立した時、自分の正しさを証明するために議論を吹っかけてしまうことがあります。

 

しかし、たとえ議論で勝ったとしても、相手のプライドを傷つけてしまえば、相手は感情的になり、あなたの言うことを聞こうとはしないでしょう。これでは“試合に勝って、勝負に負ける”ようなものです。

 

正面から論破するのではなく、相手自身に気づいてもらう、些細なことであれば相手に勝ちを譲るといったアプローチが有効です。

 

機会を逃すな!人生はすべて機会である

カーネギーは、「成功者とは、競争や挑戦を楽しみ、自分を表現する機会を求める人々である」と述べています。

 

成功するためには、“うまくいかない理由”を探すのではなく、自分の夢や目標を向けて、“どんな機会があるか?”をどん欲に探し、挑戦することが大切です。

自然に振る舞う態度ほど、身に付けやすいものはない

カーネギーは、人と接するときには自然に振る舞うことが大切だと話しています。そして、カーネギーの言葉はこう続きます。「ただ自分のことを忘れさえすればよい。“こういうふうに見てほしい”という気持ちを忘れさえすればよい」

 

私たちはつい「流暢に喋りたい」「かっこよく見せたい」などと考えて、ぎこちなくなってしまったり、緊張してしまったりするものです。
自然に振る舞う態度とは、相手に敬意をもって、自分らしく話したり笑ったりすることです。このような態度が、相手にも好感を与えますし、自分の心も楽にしてくれるでしょう。

 

自分のしていることに楽しみを見出すことが出来なければ、めったに成功することはない

この名言は、人生の目的や情熱を見失わないようにするための重要な言葉です。

 

自分が嫌いなことや興味のないことを我慢してやり続けていれば、不満やストレスを感じ、人生は不幸なものとなるでしょう。
一方で、自分のやりたいことを好きにやっていられることも余りありません。

 

大切なことは、自分のしていることに楽しみを見出すことです。やっていることに意味を見出す、強みを生かす、工夫することで、前向きに、また集中して取り組むことができ、パフォーマンスが向上するでしょう。

恐怖を克服する決心をしさえすれば、大抵の恐怖は克服できる。恐怖は人の心の中にしか存在しないからだ

一見すると根性論のように見えるかもしれません。苦境に陥ったとき、誰しも恐怖や不安を感じるものです。

 

しかし、恐怖や不安を生み出しているのは、自分自身であることも多いものです。「もっと悪くなるのではないか」「良くない方向に行くのではないか」とネガティブな未来を想像して、どんどん恐怖や不安に飲み込まれてしまうのです。

 

恐怖を克服するためには、目標や理想を明確にすることが大切です。生み出したい未来を明確にして、“いま自分ができること”に集中していきましょう。

 

あなたの話し相手は、あなたのことに対して持つ興味の100倍もの興味を、自分自身のことに対して持っているのである

書籍『人を動かす』の中で紹介されているものですが、良好な人間関係を作ったり、人を動かしたりすることを考えるうえで、非常に大切な考え方です。

 

人が興味あるのは、“自分”のことなのです。しかし、つい私たちは“自分によい印象を持ってもらおう”“どうにかして相手を動かそう”と自分軸で喋りすぎてしまうものです。

 

他人に好かれるためには、自分の話をするではなく、相手に関心を示し、相手の話を聴き、質問することが効果的です。

動かないことが疑いと恐れを生み出す。行動は自信と勇気を生み出す。もしあなたが恐れを克服したいと思うのなら、家の中で座って考えたりしてはいけない。外に出て、忙しくするのだ

状況が苦しい時、手持ち無沙汰になると私たちはネガティブな想像ばかりしてしまうものです。

 

恐れを克服するためには、ここにある通り、行動することです。事態を改善するために出来ることに取り組みましょう。
未来をつくるために一生懸命行動していると、悪い想像をしている暇はなくなります

 

およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということを、よく心得ておかねばならない

この言葉をみると、「人」というものに対してかなりキツイ捉え方をしているようにも思えます。

 

ただ、マーケティングや営業の世界では、“人間は感情の生き物”であり、感情で意思決定して、(自分の意思決定を)論理で正当化すると言われます。

 

自分自身のことを振り返ってみると、頷ける部分もあるのではないでしょうか。だからこそ、人を動かしたいのであれば、「自分の価値や重要性を認めて欲しい」「自尊心や面子を傷つけられたら反発する」といった相手の感情を考慮することが重要です。

友人が欲しければ友人の事をいつも心にかけるように心掛けることだ

人間関係において非常に重要なことを教えてくれる名言です。

 

カーネギーは、自分に好印象を持ってくれる友人を作りたいのであれば、自分が相手のことを気にかけることだといいます。

 

「自分に関心を持ってもらおう」「自分の印象を良くしよう」と考えるのではなく、「相手の興味関心がどこにあるか?」「相手が何を感じているか?」など、相手に関心を持つことです。そうすれば、自然と相手も自分に関心を持ってくれるでしょう。

 

恨みを抱くな。大したことでなければ、堂々と自分の方から謝ろう。頑固を誇るのは小人の常である。にっこり握手して自分の誤ちを認め、いっさいを水に流して出直そうと申し出てこそ、大人物である

カーネギーは、恨みや怒りの感情にとらわれれば、自分にとっても相手にとっても不幸を招く結果になると考えていました。

 

だからこそ、自分の過ちを素直に認めて謝ることは、対人関係を良好に保つための大切なスキルになります。
小さな勝ち負けにこだわるのではなく、細かなことは相手に譲り、本当に大切にしたいものを大切にしましょう。

非難は愚者でもできる、理解は賢者しかできない

誰しも完璧な存在ではありません。ミスや過ちを犯すものです。そうした、ミスや過ちを指摘して、相手を非難しても何も生まれません。相手には相手なりの事情や考えがあり、見えている風景があります。

 

相手を理解しようとすることに知恵や洞察力、コミュニケーション力を活用するのが賢者の証です。

 

仕事にしろ会議にしろ、面白くてたまらないといった態度で取り掛かれば、いつのまにか本当に熱中している自分に気がつくものだ

ネガティヴな態度で心を閉ざして物事に取り組んだら、何事も面白くなりません。逆に、「面白い!」「楽しんでやろう!」という姿勢で取り組めば、やりがい・おもしろさを見出せるものです。

 

楽天グループを創業した三木谷浩史氏は、「面白い仕事があるわけではない。 仕事を面白くする人間がいるだけなのだ」と非常に近いいことをいっています。

他人にどう思われているかなどと心配する暇があれば、人々が称賛するものを成し遂げることに時間を使ったほうがいい

私たちはつい周りからどう見られているかを気にしてしまうものです。

 

「上司にどう思われているか?」「顧客に好印象を与えたい」「同僚や部下にかっこ悪い姿は見られたくない…」など。もちろん周りに配慮することは大切なことですが、周りの目を気にしすぎるのではなく、自分がやりたいことや目標を見据えて行動しましょう。

 

自分の価値や能力を他人の目で測るのではなく、したいことや成し遂げたことに集中することで、結果的に周囲からも称賛され、充実した人生を送ることができるでしょう。

 

友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せることだ

人間関係の基本である共感や信頼の原則です。

 

相手の関心を引こう、好印象を与えようと小手先のテクニックに頼るのではなく、相手に純粋な関心を寄せましょう。「この人はどんな人だろうか?」「何に興味があるのだろうか?」そんな純粋な気持ちでコミュニケーションしていけば、自然と相手はあなたに好意を持ってくれるでしょう。

幸福は、あなたが何を持っているのか、あなたが誰か、あなたがどこに何処にいるのか、あるいは、あなたが何をしているのかで決まるものではない。ただ、あなたが何を考えるかで決まるのだ

幸福は外的な条件や置かれた環境ではなく、内面のありかたで決まるということです。

 

自分の状況に感謝したり、ポジティブな見方をしたり、物事を楽しんだりすることで、私たちは幸福を感じることができます。逆に、「これを得ないと幸せになれない」「あいつと比べると足りない」などと、幸せに条件を付けていると、いつの間にか幸せを失ってしまうでしょう。

 

相手は間違っているかもしれないが、彼自身は自分が間違っているとは決して思っていない。だから、相手を非難しても始まらない

第三者から見ると確実に間違っているような行動だとしても、相手は「やむを得ない事情があった」「当時の状況だったらこれしかなかった」など、自分は正しい、正当な理由があったと思っているものです。

 

従って、相手の行動が間違っていると非難してもはじまりません。相手の判断や行動の裏側にある背景を理解しようとする姿勢を持つことが大切です。

もし自分が間違っていたと素直に認める勇気があるなら、災いを転じて福となすことができる。 過ちを認めれば、周囲の者がこちらを見直すだけでなく、自分自身を見直すようになるからだ

この言葉は、人間関係やビジネスにおいて重要な姿勢を示しています。

 

人間誰しもミスや誤りを犯すことはあるものです。ミスや誤りを犯した時には、素直に認めることが大切です。自分の過ちを認めることは、誠実さや謙虚さの表れとして、相手に受け止めてもらえるものです。
逆にいえば、自分の過ちを隠したり責任転嫁したりする姿勢は、人間関係やビジネスにおいてマイナスに働く可能性が高いでしょう。

 

相手を重要人物として扱い、誠意を持って協力を要請すれば、敵対者もまた友人にすることができる

人は「周囲から尊重されている」「敬意を払われている」といったことを通じて、自己重要感を満たしたいと考えています。

 

だからこそ、相手の自己重要感を満たすことは、時には対立や反感すら解消して、相手を味方につけることにつながります。口先だけのお世辞ではなく、誠意をもって相手の自尊心にアプローチしましょう。

まとめ

記事では、デール・カーネギーの名言20選を解説つきで紹介しました。

 

カーネギーは、コミュニケーションやプレゼンテーションの分野における世界的な権威です。カーネギーの言葉はシンプルですが、人間心理の本質を突いたものが多く、カーネギーの時代から数十年が経過して今でも私たちに役立つものばかりです。
カーネギーの名言が、いまを生きる参考になれば幸いです。

 

なお、HRドクターを運営する研修会社ジェイックは、米国デール・カーネギー・アソシエーションと正式に連携して、日本でデール・カーネギー研修を提供しています。

 

「管理職のマネジメント力を高めたい」「営業職の営業力をあげたい」とお考えの人は、以下のデールカーネギー研修、セミナーの情報を参照してください。

著者情報

近藤 浩充

株式会社ジェイック|常務取締役

近藤 浩充

大学卒業後、情報システム系の会社を経て、ジェイックに入社。執行役員としてIT技術者の派遣を行う「IT戦略事業部」の創設、全社のマーケティング機能を担う「経営戦略室」室長を歴任。取締役/教育事業部長として、社内の人材育成、マネジメントで手腕を磨く。2013年には中小企業向け原田メソッド研修の立ち上げを企画推進し、自部門および全社の業績を向上させた貢献により、常務取締役に就任。カレッジ事業本部長、マーケティング本部長、教育事業本部長等を歴任。

著書、登壇セミナー

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