OJTの効果とメリット
OJTは、座学研修(Off-JT)では得られない効果やメリットがあります。実際の業務内で実施するからこそ実務遂行能力や実践的なノウハウが身に付く、個別指導なので新人の特性に合った指導方法を柔軟に選択できる、OJT指導者となる社員の成長にも繋がるといった点です。詳しく見ていきましょう。
Off-JT(座学)では身に付かない実践的な能力やノウハウが身に付く
OJTでは、Off-JTだけでは身に付かない実践的な能力やノウハウの習得が可能です。従って、Off-JTで体系的な知識を学び、ロールプレイング等を通じて練習したうえで、OJTで具体的な業務を細分化しながら実践、学んでいく流れになるでしょう。
よく知られた人財育成の考え方に「成長の7割は仕事上の経験、2割は他者からの助言、1割は研修からの学びである」という「7:2:1の法則」があります。「7:2:1の法則」は管理職の成長経験に関するものですが、新人が1人前になっていくフェーズにおいても“実務経験を通じて成長していく”ことは間違いありません。
初めに体系的な知識と基礎技能をインプットし、また、節目で仕事上の経験を学びへと昇華させるものがOff-JTの研修だとすると、仕事上の経験・他者からの助言の“入口”になるのがOJTです。
一人ひとりにあった教育を実施できる
OJTは現場での実務を通した教育となるため、1人か2人の新人に対してOJT指導者が付くぐらいの少人数教育であることが大半です。従って、個々の成長レベル、経験、特性に合わせて教え方を調整していくことができます。OJTならではの利点です。
OJT指導者の成長にも繋がる
OJTは指導する側の成長にも繋がります。OJTで新人に分かりやすく伝えるためには、自分の中で知識が整理する必要があります。従って、自分の業務内容を整理したり、全体像や目的を確認したり、普段無意識に行っている業務プロセスの工夫やポイントを見直したりといった効果が見込めます。
自分の仕事を整理して、相手に合わせて教える経験は、今後チームリーダーや管理職へ成長していくための通過ステップとなるでしょう。






