プライミング効果
お世話になっております。
HRドクターを運営する株式会社ジェイックにて
取締役 教育事業部長を務めます
東宮美樹と申します。
遂に、緊急事態宣言が出されました。
弊社でも、本日から基本的に出社禁止として
在宅勤務をするようにしております。
人事としての動き方も
相当お忙しくなられたのではないでしょうか。
弊社では、先週4月1日に
入社式を執り行いました。
ですが、新入社員以外の社員は
基本的にWeb会議での参加となり
新人たちは入社式以降、
在宅勤務をしてもらっています。
この時期になると、弊社のオフィス前には
とても綺麗な桜が満開で咲いており
例年、この桜の木の下で
入社記念の写真を撮るのが
恒例行事となっておりました。
ですが、今年はそれも難しそうです。
新人たちの気持ちを考えると
早くこの状況が良くなってくれることを
願うばかりです。
【ザ・現場ギャップ】は、在宅でも配信ができますので
このような時こそ、少しでも皆様のためになるよう
引き続き配信し続けていければと思います。
さて、今回は「プライミング効果」について
お話できればと思います。
「プライミング効果」とは、どのようなものか
例を簡単に挙げると、、、
「ピンク色」のものを何か一つ
想像してみてください。
いかがでしょう。
「桜」を思い浮かべた人が
多いのではないのでしょうか。
それが、プライミング効果の例です。
つまり、プライミング効果とは
あらかじめ受けた刺激によって
無意識のうちに、その後の行動にも
影響を受ける心理効果のことを言います。
今回の例でいうと
私が冒頭に「ピンク色の桜」の話をしましたので
その後にすぐ「ピンク色のもの」と聞かれると
「ピンク色の桜」を連想しやすい傾向にあった
ということです。
他にも、通勤途中にカレーの匂いを嗅いだら
お昼には、自然とカレーを選んでいたり
子供の時によくやった
「『ピザ』って10回言って」
から始める10回クイズなども
このプライミング効果を利用したものです。
これを、人材育成の場で
どのように使うか、例を挙げると、、、
4月に入社してきた新人たちに
現場の社員からレクチャーをしてもらう
という機会を設けたとします。
その際に、ただ単に
「この時間は、●●部の□□さんから
レクチャーをしてもらいます」
と紹介してパスをするのと
「この時間は、●●部の□□さんから
レクチャーしてもらいます。
□□さんは、△△に関して
社内で一番得意なので
ぜひその辺りも吸収できるように
意識しながら話を聞いてみてね」
と、一言添えて紹介するのとでは
自然と学ぶ姿勢や、意識の集中ポイントが
違ってきたりします。
ぜひ使ってみてください。
これから、初々しく入社した新人たちを
育てていく時期に入るかと思います。
貴社の新人の皆様がご活躍されますことを
心よりお祈り申し上げます。
今週はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
来週もよろしくお願いいたします。